60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

フランス

プロヴァンス

4月の料理教室のテーマはプロヴァンスだった。夫が大好きだったフランス南部の地方。亡くなってから一年以上、訪ねてきてくださる方々をいつもこのしつらえでお迎えした。お皿はGien製。ちょうどパリに住んでいた頃に出たシリーズで、4枚1セットの絵皿に一…

ラム肉のロースト

4月の料理教室が今日で終わった。 今月のハイライトはラム肉のロースト。それも一般的な骨付きのラムラックではなく、1キロほどの骨なしもも肉のかたまり。今回食べたほとんどのメンバーがこの部位のローストは初めてと言い、しかし声を揃えて「おいしい!」…

ムール貝とシードル

19日に今月最後の教室が終わった。「ノルマンディーの思い出」と名付けたランチ会。 11月のハイライトは、ムール貝とシードル(リンゴから作る発泡酒)。まず最初に、大鍋一杯のムール貝を香草バターで蒸し上げ、茶碗に注いだシードルで乾杯! 日本ではベル…

2021Tokyo 写真家ドアノー展

昨日、振替休日をもらえた娘と、20世紀半ばのパリにタイムスリップしてきた。今月末までBunkamuraで開催されている「写真家ドアノー/音楽/パリ」という展覧会を観に行ったのだ。 ロベール・ドアノー(Robert Doineau)は、報道誌やファッション誌などで働い…

テーマは葡萄

11月の料理教室のセッティングは、実は「始めにテーブルクロスありき」だった。7年前のフランスから帰国する直前に、偶然見つけたワインのラベルを模様にしたテーブルクロス。 一目惚れして買ってしまった。当時は、帰国後、もう料理教室を再開しないつもり…

葡萄

ボージョレヌーボの解禁日が近づいていることを意識したわけではなかったが、11月の料理教室のインテリア小物類は、気づいたら葡萄関連のものが多くなっていた。パリで偶然行き会った骨董市で見つけた葡萄の絵皿。葡萄の葉の織り柄のテーブルクロス。ワイン…

モネとマティス @ POLA美術館

前回のブログで季節の色について書いたが、一昨日は、この上なく贅沢な色と空気感を堪能する一日を幸運にも過ごすことができた。 友人二人とともに箱根のPOLA美術館に日帰り旅行し、来月三日に終了するモネとマティスの特別展を滑り込みで観てきたのだ。三人…

10月の教室の色

普段は、料理教室終了後に、写真をアップするのだが、今月はその時間がとれなかった。終了と同時に翌日の孫の3歳の誕生日会に突入してしまった。母の入院手術後のライフスタイルが変わり、新規契約や施設見学、付き添いや日常雑務に追われた。 明後日は10月…

手を合わせる

昨日、神道などとたいそうなことを書いてしまったが、日本人の宗教について論じられるような深い知識は残念ながらない。ただ、海外で暮らしていると「あなたの宗教は?」と聞かれることがたびたびあるので考えさせられる。「信仰する宗教はない」と答え、も…

ひまわり畑

夏の花・ひまわりとその蜂蜜に特別な思いを寄せるようになったのは、35年前にさかのぼる。スイスのジュネーブに住んでいた時の夏、レンタカーでフランスのロワール川に沿って走った時、生まれて初めて一面に広がるひまわり畑をみて感動した。一本一本にボリ…

睡蓮が好きな(?)鳥・バン(Tokyo & Giverny)

お母さんと2羽のヒナ先週、睡蓮が咲く池でニューフェースに出会えた。バンの親子だ。 親鳥は、つややかな真っ黒な羽に覆われたなボディーに鮮やかな赤と黄色のくちばしがひときわ目立つ小柄な水鳥だ。首をふりながら泳ぐ姿に愛嬌がある。そして、睡蓮の葉の…

春のジヴェルニー

春のジヴェルニーの池もまた魅力に溢れている。睡蓮の紫がかった新芽がかろうじて水面に顔を出している初々しさ。モネが描く睡蓮と柳が頭に擦り込まれているが、春はそれらの主張が強くないのが幸いして、池の周りを彩る花や木々の息吹がスーッと見るものの…

睡蓮とジヴェルニー(Les Nympheas)

いつもウォーキングする池のほかに、隣接する小さめの池がある。ときどきそちらにも足を延ばす。葦などが多く茂っているが、その一角では早くも睡蓮が数多く咲いている。5/9に既にスマホで写真を撮っている。睡蓮は初夏の花と思っていただけに、開花時期の早…

コクリコ(Les Coquelicots)

パリのオルセー美術館に、クロード・モネによる「コクリコ(=ひなげし)」という絵がある。野生のひなげしが咲く丘を描いた絵。その中を歩く母親らしき女性と子どもが小さく描きこまれている。主役はあくまでタイトルが示す通り、ひなげし。オルセー美術館…

ラベンダーの思い出

ラベンダーにはたくさんの思い出が詰まっている。私にとってラベンダーは南仏を象徴する花だ。 若い時、エクサンプロヴァンスという南仏の大学町で語学研修をした夫は、プロヴァンスをこよなく愛し、機会をみつけては、スイスからパリから、何度も連れて行っ…

塩レモンのタジン

昨晩は、作ったことがないタジンに初めて挑戦してみた。鶏肉と塩レモンとグリーンオリーブで作るモロッコの定番タジンだ。 ✔3月に母の冷蔵庫の大掃除をしていたら、封を切っていないグリーンオリーブが出てきた。 ✔しばらく前に友人から、庭で獲れた(無農薬)…

ミモザの日

[昨年の3月、お向かいさん玄関先] 今日3月8日は、ミモザの日だ。 もう少し公的にいえば、国連も公認するところの「国際女性デー」。 イタリアでは、「フェスタ・デラ・ドンナ」と呼び、男性が女性に日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る習慣があるそ…

娘の部屋

娘が2年ぶりに部屋によんでくれた。逆に言うと、その間、部屋があまりにも汚くなっていて、私を呼べなかったのだ。娘の支援員が初めて女性になり(以下、Tさん)、もう一人の支援ワーカーのOさん(同じく女性)とともに、昨年後半くらいから、色々とテコ入れし…

季節限定のスペクタクル

冬のパリの落日を、翌年もまた撮っていたのを見つけた。よほどこのドラマチックな光景に感動して、前年に撮ったのも忘れて、カメラを向けたのだろう。 2/23のブログの写真は、2012/1/15撮影のもの、本日のは、2013/2/16撮影。 今回初めて同時に見比べている…

冬の落日

新年から如月にかけての冬の夕日が好きだ。 澄んだ空気のなか、木の葉が落ちた枝を透かして見る沈みゆく太陽が美しい。 冬至からしばらく経ち、日ごとに明るさを取り戻していく太陽には、この季節だけの特別な輝きがある。買い物帰りの近所の十字路に立つと…

Orange eternel?

「オランジュ・エテルネルって言うのね♪」フランス人のSさん宅での持ち寄りランチのときのこと。 フランス語環境のスマホで「daidai」を検索していたSさんが言った。手作りのチョコレートケーキとオレンジ色のピール煮を持参した日本人のC子さん。 添えて一…

更にカジュアルなバレンタイン

料理教室の前日、フランス人の友人宅で、カジュアルな持ち寄りランチを楽しんだ。あるフランス語会話グループのメンバーになっている。フランス語がネイティブのリーダー役 EさんとSさん、日本人が10数名。企画を立てて月に一回集まる。 12月と今月は、リー…