60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

ハリケーン・キャンドル

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直訳すると「台風・ロウソク(立て)」。
地震への備えのひとつとして、以前からこのロウソク立てを直ぐに使えるように用意している。小さな明かりでも、囲んで食事ができるかな、と。(余震があるからダメだろうか?)
今回の台風に備え、食卓の上にチャッカマンと共に置いておいた。

台風自体が通りすぎた日曜日の夕食時、近所の独り暮しの友人と母とで食べることになったので、通電していたが、せっかくなので火をつけた。
ポッと灯され、ガラスの底で揺らめく炎に「まあ!」と、友人と母。
「これ、ハリケーン・キャンドル(hurricane candle)っていうの。アメリカでは、どこでもよく売っているインテリアグッズなのよ。」

何気なく商品名のハリケーンを口にして、とつぜん「台風だ!」と気づいた。友人と母にも説明した。

台風のような大風でも火が消えないキャンドル立てとして、先人が考案したものとわかっていたが、二日前に用意したときは、念頭になかった。
当初は実用品だったそのロウロク立ては、フォルムの面白さと、キャンドルを灯す時の安全性の理由から、インテリアグッズとして一般に普及したのだろう。(地震がないアメリカの話だが)
ちなみに、今日のアメリカでは、写真のようなティーライトではなく、ガラス器の高さの半分くらいの太い円柱形のロウソクを据えるのが、定番の使い方。

台風のときに我が家でこの器が登場したのは初めて。
眺めながら、三人で防風対策のロウソク立てに納得した。
とはいえ、屋根のある場所で使用したとしても、前夜の荒れ狂う暴風には耐えられただろうか?