60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

頭の体操 & ハート❤️

昨日で料理教室のみなさんとの三回のランチ会が無事に終わった。
今回は、母たちからもらった銀の小物を使うことにしたので(11/7のブログ参照)、いつもより少しエレガントな雰囲気に。
でも、一皿目の前菜には遊びを入れた。

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[ちなみにこのディナーセットは1960年代の
母のノリタケ]

地元のマーケットで、珍しい洋野菜を仕入れる八百屋がある。巡りあった野菜からのインスピレーションで前菜盛り合わせを考えるのが楽しい。レシピや講習がないランチ会だから、回ごとに、自由にアレンジできるからうれしい。

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秋も深まる11月に出会えたのは、根セロリ・黒人参(ともに北海道)、ポロネギ・オレンジビーツ(ともに長野)、黒あわび茸(和歌山)、大黒本しめじ(丹波)、赤ちゃんのこぶし大のジャンボブラウンマッシュルーム(千葉)などなど。
根セロリは、ヨーロッパではありふれた冬野菜、庶民の野菜。でも日本ではごちそうに使える。万能おろし器でささがきにしたもの、カニのほぐし身とリンゴとあわせると、どこまでがカニかわからない、たのしく香り豊かな一品となる。
オレンジビーツと黒人参のマリネは、一緒に盛り合わせると、人参とビーツの色が逆転した面白い姿。
オリンピックカラーのミニココットのふたを開けると、食感と香りがよい様々なキノコのマリネ。
あとは、秋冬の季節限定のチーズ、モンドール。室温に戻すだけでまるでフォンデュのようにトロトロ。手間はゼロ。クリスマスやお正月に大勢集まるときのおすすめとしてご紹介。
(最終回の昨日は、かなり熟成したので、白ワインとエシャロット少々を加えてケースごとオーブントースターへ。熱々の即席フォンデュをデザートの前に一口(^_^)v )

どれもこれも、事前に仕込んでさえおけば、当日は盛り込むだけ。
器であそべばお客料理になるというもの。
食材も、器も、高級である必要はない。
必要なのは、”頭の体操”とハート❤️。
ひとひねりのアイデアと、おいしいものを作りたい熱意、食材への愛情だけだ。