根セロリ、ビーツ(黄色)、ポロネギ、黒人参、カリフラワー(オレンジ色)、紫キャベツ。
最初の5種は、11月のランチ会でお出しした野菜。紫キャベツは、12月に登場予定。どれも最寄り駅のマーケットで時々置くようになったおかげだ。
根セロリは、普通のセロリとは、似て非なる形状。こぶし二つ分くらい(またはそれ以上)の大きさの丸い根菜。ゴツい皮を厚めにむいて使う。香りは、瑞々しさを土の香りに置き換えた感じのセロリ。ここ数年、北海道産がちらほら出回り始めた。
ビーツは、一年ごとに多く見かけるようになってきた。深い赤紫だけでなく、黄色や赤白の縞模様になっているものもあり、楽しい。
これらの野菜は、スイスのベルン市でも、フランスのパリのマルシェでも、「どこでも必ず売っている冬の野菜」だった(でも、シマシマビーツは珍しい部類だった)。言い換えれば、かつての北ヨーロッパでは、冬の野菜といえば、寒くなる前に収穫して保存するじゃがいもと玉ねぎ・人参以外は、このくらいしかなかったのではないかと思う。
日本でいえば、大根、長ネギ、ゴボウ、里芋、白菜などに匹敵すると思う。
ヨーロッパでも、日本でも、冬の庶民の食生活を支えてきたのは、こうした根菜中心の地味な姿の野菜たちだ。おなじだな~と改めて思う。
香りが土臭さくて個性的なところも似ている。その上、栄養価も高い。
とはいえランチ会では、まだまだレアな外来種ゆえ、かなりおめかしして登場させた。