60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

食に明け、食に閉じる

年末はなにかと気忙しい。

今日から娘が帰ってくる。グループホームの世話人が年末年始に休めるよう、利用者は、親族のもとに戻るか、温泉旅行に参加し、ホームを無人にする。
娘は毎年、帰宅。
しかし、年中無休の靴量販店に勤めるから、三ヶ日にも、1-2度出勤するのが習わしだ。

食べるの大好きな娘なので、好きそうな献立を考えて迎える。
母もまた、宅配弁当が28日から休みなので、私の出番が増える。一年前と比べると、母が台所に立つことはほとんどなくなった。

家族と暮らしていたときは、当たり前の年末の主婦の忙しさだが、一人生活を味わってしまうとハードルが高くなる。
家族相手だと、忙しい年末は、パパッと簡単ご飯で済むが、食べることを、ことさら楽しみにしている二人なので、それなりに作らなくてはならない。

特に母は、良質の動物性たんぱく質と緑黄色野菜と芋などのでんぷん質をきちんとバランスよく摂ることが、免疫力アップと健康維持の要のようだ(本人には「ほうれん草・お芋信仰」がある、笑)。巷で報道される「フレイル、低栄養」とは無縁でよく食べる。食べすぎが心配になるほどだ。血糖値と血圧ともにらめっこ。

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[恥ずかしながら、12/26の母の昼食(ポタージュ付き)。午後からのリハビリ体操に出掛ける前は、運動中に低血糖にならないよう、しっかりと腹ごしらえ。リハビリの日は12:00に届けることになっている。👆も完食!]

でも、元気に美味しく食べてくれる人が二人もいるのはありがたいことだ。
「食べられること」は、最大の健康のバロメーターだと痛感しているから。
あんなに食べること・呑むのが好きだった夫が、どちらもできなくなっていくのを見てきたからだ。

今年もまた、一年間、食に明け、そして食に閉じる。
そんな自分の生活に呆れたり、笑ってしまったり。でも、なによりも有難いことだと思っているし、心のなかにイエローカードがちらついた時は、初心にもどるようにしている。
「手作りの家庭料理がなににも勝るしあわせご飯だ」という信念に。

年末年始、自分自身が体調を崩さないよう気をつけながら頑張って乗り切らねば!

皆様も、どうぞよい新年をお迎えくださいませ。