2020-01-30 六花/雪輪 「六花(リッカ)」もまた趣のある言葉だ。 雪と書く代わりに、六花。雪の結晶が六角形であるところに由来する。 言葉にとどまらず、六花は日本の伝統工芸の中で、「雪輪(ユキワ」」と呼ばれる美しい紋様となって登場する。 優しい造形だ。 そして、風花も六花も雪輪も、雪なのに、どこか温かみを感じる美しい言葉だ。だが、雪を表す言葉であっても、スイス・アルプス、いやそれ以前に、冬の日本アルプスの峰々を覆う雪にはそぐわない。言葉の持つイメージとは不思議なものだ。