2月初日の料理教室は、 反省点が色々とありつつも無事に終了した。
ココット焼きのフランも、ブイヤベースも、まずまずの熱い状態で召し上がっていただくことができた。
お客様でも、家族でも、料理教室であっても、
「熱いものは熱く、冷たいものは冷たく」
という思いで、料理を供するよう努めてきた。
盛り込む器も暖めたり、冷やしたり。
さて、料理教室では、「熱いうちに(食べていただく)」というのがかなり難しい時代になってしまった。
海外転勤する前の2000年代に教えていた頃と、一昨年から再開した料理教室との最大の違いは、料理の仕上がりと、皆さんが着席して食べ始めるまでの間に、「撮影タイム」が入ったことだと言えるかもしれない。
テーブルセッティングと共に、ベストアングルから、一人一人順番に撮っていく時もある。
料理教室発足当初の90年代は、基本的に写真がなかった。
2000年代は、私のデジカメを使って料理の写真を手早く撮り、すぐに食事タイムとなった。
後日私が画像をA4紙1-2枚に編集したものを皆さんにお渡しした。
そして、現在は各自がスマホ撮影。
時代の変遷を実感する。
私自身も、外食した際に写真を撮ることも多いし、ましてや料理教室であれば、記録しておきたいと私だって思うだろう。何ら反対ではない。
むしろ、ありがたいことと思っている。
でも、これは熱いうちにぜひ召し上がっていただきたい!と思うお料理の場合、主宰者としてどうしたものか? ジレンマだ。
今回のメインが、トロミのない冷めやすいスープ(ブイヤベース)だった為、かなり思案した。
季節も冬。その上、洋風のスープ皿はお椀と違って平たくて、冷めるのが早い。
そこで事前に、いつも以上に細かく、撮影タイムを最短にする方法に至るまで、流れを考えておいた。
そのおかげで、熱いうちに召し上がっていただくことができたとおもう。
自己満足かもしれないが、よかった!🙌
[倒れてもめげずに起きあがる…
これからも、おきあがりこぼしの精神でいこう!]
※肝心のスープの写真は、2月の教室終了後にアップの予定。