少し古い話題になるが、豪華客船ダイアモンド・プリンセスの支援活動に当たった自衛隊員からは、感染者がゼロだったということについて書きたいと思う。
この事実について、NHKがニュース番組の中で5分あまりの時間を割いて報道したのは、もう10日近く前のことだったと思う。非常に感銘深いポジティブなニュースだった。
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/31928.html
横浜港に接岸したクルーズ船に、自衛隊はのべ2700人もの隊員を派遣したそうだ。
その主な業務は「船内の消毒」「診療や薬の配布」「薬の仕分け」「検査で陽性となった患者の搬送」だったという。ウィルスの危険に一番さらされる業務にあたっていたわけだ。それにもかかわらず、一人も感染者を出さなかった。
それは、ひとえに徹底した防護に努めたからだという。
上記サイトからの引用だが、
「中でも消毒の業務では、厚生労働省が、マスクと手袋を使用することを基準にしていたのに対し、自衛隊は防護服を着た上で、手袋も万が一破れてもよいように二重にし、防護服とのつなぎ目を粘着テープでふさいだ。そして、靴カバーをはき、飛沫が目に入って感染しないようゴーグルをつけるという、重装備にした。」
また、自衛隊は、二隻の民間フェリーを借り上げてクルーズ船の近くに停泊させ、そこを宿舎を兼ねた拠点とした。
このフェリーの中でも、防護対策が徹底していたという。
「感染のリスクに応じて隊員を二つのグループに分け、船への入り口、動線、滞在するフロア、更に風呂場も分けられた」(上記サイトより引用)
規律を厳格に守り、任務を的確に遂行するという平常時からの訓練の賜物と結果だとおもう。
ヨーロッパ各地で、医療従事者たちの尽力と勇気に拍手を送るという動きがある。
日本でも、クルーズ船に始まり、日本全国の医療機関において、コロナウィルスの矢面に立って治療と対応に当たっている医療関係者たちの数は想像を超える人数であると思う。
その方々へ、私たちは感謝の気持ちを込めて拍手をおくりたいと思う。
それと同時に、自衛隊員たちにも大きな拍手をおくりたい。
感染者が一人も出ることなくゼロだったという快挙は、本当にすばらしい!
世界に誇る日本の自衛隊だ。