

雨模様の寒い日が続いている。昨日は、池を2周したが、杭に留まる鵜たち以外、鳥たちの姿が全く見られなかった。
今日も同じような天気と時間(15:30)に公園に到着。すぐに、おとといカルガモ親子が池に飛び込んだ場所に行って覗き込んだ。いない……。すると、そこにいた同世代の女の方が、私の意図を察して「カモの親子なら、池からずっと離れた、あそこの鉄棒の近くにいましたよ」と教えてくださった。
指さしたところに行ってみると、いたいた!グジュグジュと、にぎやかにヒナ特有の声をあげながら、今日も雑草の茂みでサラダ・タイム。しかし一昨日との違いは、幼児を始め、10人くらいの人間に取り囲まれていながら、われ関せずと食べていること。スマホを30cmくらいまで近づけて写真を撮るおじいさんにもお構いなし。幼児がコガモに近づいて触ろうとすると、さすがに身をよけたが、逃げ出す様子もない。お母さんガモも平然と見ている。
人間慣れしているのか、怖いもの知らずなのか?
それで思い出したのは、母の話。何年か前に最寄駅からバスに乗って幹線道路を通って帰宅する途中、カルガモの親子が片側3車線の道路を横断していたというのだ。バスが停留所ではないところで突然停止したので、何事かとおもったら、運転手が「カモの親子が横断していますので、しばらくお待ちください」とアナウンス。乗客はビックリ、窓に群がったという。両方向の車が次々と停止。その中を、本当にカルガモ親子がチョコチョコと横断していったという。「無事に渡り終えたけど、側道に入っても最寄りの川までまだかなり距離があるでしょ、無事にたどり着けたのかしら?」と母。
その果敢さを思えば、都会育ちのカルガモにとっては、幼児が近くにいるなど、危険のうちにも入らないのかもしれない。
ところで、熱心に草を食べていたお母さん。突然頭をもたげ「まあ、大変!もうこんな時間!!」とでも言わんばかりに、池に向かって走りだした。今日は「いくわよ!」の号令もなしに。無心に草を食べていたヒナたちも、一目散にお母さんの後を追って走る。その早いこと早いこと!一瞬のうちに10m以上走り抜けて、水の中に滑りこんでいた。
見る度に行動パターンが違って面白い、楽しませてくれる 💕
それにしてもわずか1週間の間に、ヒナたちはかなり大きくなったな~