60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

睡蓮とジヴェルニー(Les Nympheas)

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いつもウォーキングする池のほかに、隣接する小さめの池がある。ときどきそちらにも足を延ばす。葦などが多く茂っているが、その一角では早くも睡蓮が数多く咲いている。5/9に既にスマホで写真を撮っている。睡蓮は初夏の花と思っていただけに、開花時期の早さに驚いた。

睡蓮といえば、フランスの印象は画家、クロード・モネ。そして、彼のジヴェルニーの家の睡蓮の池。パリに住んでいた時、何度か訪れることができた。一度目は、春だったので睡蓮の新芽がかろうじて出始めているころだった。ジヴェルニーに詳しい方に尋ねると、「睡蓮の花をみるなら7月ですよ」とのこと。夏の花と思ったていたのは、そのためだ。そして、7月にようやく念願を果たすことができた。以下は、その時のブログ日記。

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 2012年7月23日のブログより:

 ついに念願かなってモネの池のスイレンを観ることができました。

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【 鏡のような水に映る柳 】
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 今日は午後2時半に出発。夕方に訪れることを色々な方から勧められていたからです。モネの家は前回みているので、ジヴェルニー村の印象派美術館を(仕事の関係で)“視察”したあとは睡蓮池に直行。

咲いていました!スイレン!モネが描いた睡蓮よりも慎ましやかに咲いていたと感じました。夫も私も頭の中ではモネの『睡蓮』を思い描きながらシャッターを押し続けました。

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 当然のことではあるのですが、このスイレン池と柳の木があったからこそ、あの名作が生まれたのだと改めて納得しました。水辺の木々や青い空と白い雲が映り込む池、水と光の織りなす幻想的な景色に、モネだけではなく、見るものすべてが魅せられます。池の周りをゆっくりと二周したのですが、太陽の傾きの変化に伴って、睡蓮の花の透き通るような輝きも、水の反射も、木々の緑も、それらの陰影も、刻々とちがう表情を見せてくれました。

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【東西に延びる池のそれぞれの端から見える景色】
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東京の地元の池の睡蓮を眺めながら、心はジヴェルニーにワープしていた。

ところで、昨日の雨上がりの肌寒い朝、訪れると、花はみな閉じていた。

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寒さと天気のためか? ジヴェルニーでのアドバイス通り、午後にさきそろうのか? いや、5/9の写真を確認したら10時前に咲き揃っていた。お天気に左右されるデリケートな花なのだと、いとおしくなった。

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付録 [昨日のカルガモのヒナたち]

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こんなところで朝ごはん♡