60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

ふたたびジヴェルニー、その名脇役たち

ご近所の庭先にも、カルガモがいる池の周りでも、紫陽花が日を追うごとに花開き、初々しい姿の紫のグラデーションが心を癒してくれる。紫といえば、モネの睡蓮池の周りにも紫の小花たちが、しっとりと咲いていたことを懐かしく思い出す。7月末にジヴェルニーを訪れた時のブログを引用するが、現在の東京の季節感、花暦と重なるように思う。もちろん、パリもジヴェルニーも、東京のように高温多湿ではなくカラリと暑く、ずっと過ごし易いのだが。

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[2012年7月24日のブログより]  モネが偉大な連作を描くことによって、不滅の美として後世に受け継がれた睡蓮。モネの池に咲くその花の神秘的な美しさに深い感動を覚えたのと同時に、私は池の周りの小径に咲く可憐な花たちにも魅了されました。

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最初の感激はストレプトカーバスに出会った時。私が特に思い入れがある花です。針金のように伸びた茎の突端に小指の先ほどのふっくらとした藤色の花を咲かせる可憐さ。
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そのあとも私のお気に入りの花に次々と出会いました。さりげなく自然な雰囲気に植えられていますが、花々と緑との組み合わせが絶妙で、見る者の心を、ときめかせたり、時に癒してくれます。
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春に日本式の橋に、藤の花が咲いていたのが象徴するように、うす紫色はモネのお気に入りだったのでしょうか?それとも、 涼しげな夏とジャポニズムを演出するためなのか、私の大好きな紫のグラデーションが多くみられました。
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 同じように自然な雰囲気であっても、太陽の光をいっぱい浴びて、パーッと明るく咲き乱れる花々で溢れるモネの家の前庭とは好対照でした。木々に包み込まれた内向的な空間である睡蓮池と、開放感あふれる前庭。夏の光のもとで、東洋と西洋の対比を、春に来たときよりも強く感じました。
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 [春来たときはチューリップに覆われていた家の前の花壇は、赤とピンクのゼラニウムにかわっていた]

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[再度、2020年の東京の郊外へーーKarugamo update]

一昨日、昨日と、カルガモの親子に会えなかった。

そして、今日は、遠い駅まで歩いていくため、池に立ち寄ることができず。

明日の朝、どうか会えますように!