60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

センセイ

昨日、久しぶりに息子が孫を連れてやってきた。息子は目指してる試験が間近に迫っているので、お嫁さんが外出した昨日、我が家で勉強したいからとベビーシッターを頼まれた。オンライセミナーも受講するから10時にはこちらに到着するという。

2月の母の転倒、コロナ自粛、6月の料理教室再開と続いていたので、孫に会うのは本当に久しぶりだ。前日から到着時間までの間に、昼食と夕食、母の食事の段取りなどを全て調えた。到着直前まで台所に立っていたので、エプロンしたまま出迎えた。

2歳8ヵ月になった孫は、久しぶりの再会のためか恥ずかしそうな顔をして口をつぐんでいる。手を洗って少し緊張がほぐれ、来るたびに気に入って遊んでいる古いニキーチンの積み木をすることになった。キャンバス生地の巾着袋の中に入っているのだが、片づける時には紐を引いて口を閉めて軽く結んである。

「センセイ、開けて」「えっ??」「センセイじゃなくて、まりバァバだよ」と息子。

6月の最終週から保育園が何ヶ月ぶりかで再開した孫。Tシャツにエプロンという私の姿に、無意識のうちに「センセイ」となってしまったらしい。結局、夕食を済ませて帰るまでの間、私への呼びかけは、センセイとバァバが60-40だった。とくに、お絵かき、積み木遊び、食事のルーティンなど、保育園の日常と重なることをするとき、バァバはセンセイになった。こちらまでつられて、「先生はね…」と答えてしまった時すらあった、笑。(お昼ごはんは、息子が受講中のため私と二人だけだった。)

専業主婦だった上に、娘も息子も幼児期に海外で暮らしたこともあり、まだ3歳にもならない幼児の口から「センセイ」が飛び出すのは新鮮な体験だった。「保育園の先生ってみんなが若いわけじゃなくて、けっこう年配の先生もいるんだよ」と息子。おばあさんセンセイの一人に加えてもらえたようだ。

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