冬になって、近くの池でよく見るようになった鳥に、カモたちとならんでゴイサギがいる。
10日ほど前に、ゴイサギの幼鳥、ホシゴイが水辺の草むらにいた。
普段、繁った木の近くにいることが多いので意外だった。同時に「冬になってもまだ“幼鳥”のままなの?」と不思議に思った。カルガモのヒナたちは、わずか数ヵ月で母鳥と見分けがつかない成鳥になっているからだ。
調べてみると、ホシゴイが青と白のコントラストが美しい成鳥・ゴイサギになるのに約3年を要するこという。昨年夏に「ゴイサギのつがい、ゴイサギのメス」を見たと思ったのは、実は子どもだったことが今になってわかった。
幼鳥は、薄茶に白い斑点(星模様)があるから「星五位」。名前は平家物語に由来するらしい。どちらかというとコワオモテなのに、なにやら雅な響きだ。
今日は、ゴイサギのホームベースといえる中ノ島の茂みに成鳥が4羽いた。4羽揃って見るのはここ一ヶ月で2度目だ。3年以上かけて美しい姿に変身を遂げ、このようにコロニーを作って地元の池に暮らしていると思うと、急に尊く、いとおしい存在のように思えてきた。
[スマホのスナップで申し訳ないが、この中に3羽いるのだ。4羽目は、2枚目の写真、左手の茂みの中]
「ゴイサギとカルガモ」(2020/06/07)https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2020/06/07/013027