60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

立春すぎて

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立春を過ぎ、日ごとに春らしくなってきた。
節分の日の火曜日の朝は、雨音で目が覚めたが、日中は嘘のように晴れあがった。公園に行くと、カモたちが今まで見たことないほど元気に動き回っていた。
凍てつく日は、くちばしを羽の中に埋めてじっと丸まっていることが多いところをみると、水鳥といえども、やはり気温の変化に反応するのかもしれない。そう思って、ふたたび暖かくなった今日、公園を訪れると、意外にもほとんどの水鳥たちは、じっと丸まっていた。私の推測はハズレたようだ。
では、あの日と今日と、一体なにがちがうのだろう???
久々の本降りの雨が、「なにか」をもたらしたのかもしれない。現に、あの日の雲は印象的で、足を止めて雲にカメラを向けたほどだった。
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[上: 木々の向こうに真っ白に沸き立つ雲になぜか新しい季節の到来を感じた。
⤵️ あんなに晴れていたのに一時間後には暗雲と北風。まさに「きたかぜとたいよう」の話のようだった]
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そして今日、カモたちはじっと寝ていたが、池の周りの梅の木の白や紅のつぼみは、愛らしくふくらみ、一輪また一輪と咲き始め、ピンクの河津桜も可憐な花をつけていた。
ふと、子どもたちの遊具の方に目を向けると、薄黄色の花をつけた木がポツンと一本。小ぶりな木で、足を止める人はほとんどいない。近づいて見上げると、ロウバイだった。晴れわたった青空に枝を伸ばしながら、うつむき加減の花を目一杯咲かせていた。
蝋梅は冬の季語というが、この一本の木は、冬から春へのたすきをつないでくれているように思えた。