60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

早春の野鳥観察会

週末に、地元の野鳥観察会に初めて参加した。区の広報誌を通じて申し込んでいたのだ。この地域を拠点に活躍する日本野鳥の会の重鎮お二人が参加者を二組に分けて引率してくださった。
ウォーキングでいつも訪れている池なのに、専門家の視点と解説つきで見ると、かくも多くの発見と学びがあるものだと驚かされた。新しい野鳥に出会えた訳ではなかったが、鳥の生態などで知らないことが多かった。
例えば、初冬に飛来したときは地味な色だったカモが、冬の間に次第に色味を帯びた羽に代わり、2月頃にはカップル誕生に繋がっていくという。たしかに(冬の池に行くことから遠退いていたので)11月初旬に久しぶりにみたオナガガモの雄の姿が、過去の記憶よりも地味で「???」と思ったし、最近のカイツブリがきれいな「茶髪」になっていて「こんな色だったっけ?」と不思議に思っていた。なるほどこのところ、カップルで泳ぐカモたちが増えてきたな~と思っていたところだった。なじみのカルガモたちもペアの姿をよく見かける。
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カップルではないが、今日は、カワセミが2度も私たちグループの前に姿を見せてくれた。それも、初心者でも見やすい日当たりのよい場所で。背中に午前の光りが当たり、美しい瑠璃色に輝やくという大サービス♡!
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[お腹のオレンジ色もしっかりと。上がメス、下がオス]
私が参加したグループを引率した専門家のT氏は、鳥の話に留まらず、池の周りに植生する珍しい木や花についてや、それらが登場する古典文学、名前の由来について解説したり、池の変遷やこぼれ話など、様々な角度から取り上げて話をして下さり、実に面白かった。
公園には池が二つあるのだが、下池の方の遊歩道の石畳は、かつて都電のレールの敷石だったとの説明を聞いてへぇ~?!!
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幾度となく歩いている石畳だっただけにビックリだった。「都立の公園ですから。それに(近くの)○○駅まで昔は都電が来ていたわけですし」との説明で納得した。
正午過ぎ、いつもにも増して心満たされた気分で坂道を上って家路についた。