60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

人事を尽くして天命を待つ

30歳の息子の「受験」が終わった。海外留学を目指してから一年半ちかく。様々なハードルを越え、目標に向けて一歩一歩進んできた。先週受けた二校の面接試験がラストとなった。
「試験会場」は、我が家。開始時刻は、それぞれ21:00と朝の8:00。3歳の子がいる息子の自宅では無理だし、会社でも対応できない時間帯だったためだ。後半の半年間、何度も我が家がリモート面談・バーチャル海外訪問の会場、宿泊&試験勉強部屋となってきた。
金曜日の面接が息子の本命校。「ベストを尽くせた。これで落ちても悔いなし。あとは天命を待つのみ。」
面接終了後、部屋から出てきた息子の第一声。それはよかった!こちらまですがすがしい気持ちになれた。
この1年余り、仕事を普段通りこなし、家庭では(不十分だったに違いないが)育児を分担しながらの「三足わらじ」。お嫁さんの理解と協力、各方面の協力者の応援なくしては今日にたどり着けなかったと思う。3歳の孫も、「パパのために」たくさん我慢をしてくれた。みんなに感謝だ。
そして、何度も壁にぶつかり、打ちのめされながらも、あきらめずに這い上がり、最後まで頑張りぬいた息子の努力と精神力に親として拍手を送りたい。

※ちなみに、「もう二度とやりたくない。仕事と家庭と受験、もうムリムリ!」が第二声だった。。。
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[12年前の3月下旬、大学受験が終わったばかりの息子は、父親が単身赴任していたスイスを訪れ、男二人で冬の旅を楽しんだ。
そのときにねぎらってくれた父はもういないが、今回は、自分の家族三人で過ごす時間が、長い戦いの疲れを癒してくれることだろう]