60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

いよいよ開幕

東京2020オリンピックの開会式の日を迎えた。今週、カウントダウンに入ってもなお「これでもか!」と呆れるほど負の連鎖が止まらないまま当日に突入し、一時間後に式典が始まる。

多くの曲折を経てこの日のために建設された美しい国立競技場は無観客。世界のVIPと関係者だけが参列する中で天皇陛下が開会宣言をされて開幕する。

その一方、昨日の東京の感染者数は1979人。専門家の予測通り、開幕中に2000人を優に超えそうな勢いだ。あまりにも異例尽くしの展開で、1週間先どころか明日の見通しも立たなく、選手たちを始め、各方面の関係者の心労はいかばかりか。今日の夕方発表された感染者数は微減。どうか高止まりでもいいから増加が減速してほしい。

この「歴史的な」開会式をやはり見ないわけにはいかない。小池知事は身近な人とのステイホーム視聴・観戦を提唱している。その呼びかけに沿って、近くに住む一人暮らしの幼馴染み二人に声をかけた。時々、夕食に誘って一緒に食事する友人だ。夫のためにリフォームした部屋に大型テレビがあり、2019年のラグビーワールドカップも一緒に大画面の迫力を満喫したので、喜んで来てくれるという。

途中にあるKFCに寄ってテイクアウトしてくれる。もう一人の友人も何か買ってきてくれる。私は野菜と飲み物担当。もちろん、アルコールはほどほどに。

我が家は台所が2階で、子供部屋だった「夫の部屋」は一階。さっきからエアコンを入れ、窓を2ヶ所開け、サーキュレーターや除菌グッズも持ち込んだ。お皿、コップその他、階段を往復しなくて済むように最低限のものを運びこんでセットアップ。ラグビーの時に既に経験済み。しかし、この猛暑がハードルを高くしている。(さっき、ロックアイスをコンビニで初めて買ってしまった!)

複雑な思いでありつつ、東京五輪開幕を楽しみにしている自分がいる。それも、一人ではなく、気心知れた友と「そもそもこのオリンピックは…」など、色々と思いを語り合いながら観れることは、なんと幸せなことか。

東京2020は、将来、オリンピックの歴史と、日本の現代史にどのように刻まれることになるのだろうか? ただ無事を祈るばかりだ。

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