60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

心の振り子

60年余りの人生の中で、国際的にも、国内的にも、こんなにも激動の夏休み期間はなかったのではないかと思う。殊にここにきて、デルタ株の感染拡大はただ事ではないステージに突入している。コロナ以外の疾患であっても病院に入院させてもらえない可能性が出てきた。「自分の体と健康は自分で守ってほしい」という言葉がいままでになく重く響く。身近にも感染者が出始め、もはや人ごとではない。

そうした中で、パラリンピックが開幕した。関係者の神経の使いようを想像すると、すごいことだとおもう。そしてまた、日を重ねるほどにパラスポーツの持つ魅力、パラアスリートたちが発信する力強いメッセージに感動している。放送局が総力をあげて私のようなパラ初心者に解説しながら多くの競技を放映してくれているお蔭だ。まさに、自国開催による恩恵だ。小中学生が、選手たちの活躍の姿をじかに観戦する機会をに失ってしまっているのは、非常に残念なことだ。日本の将来を担う子どもたちにとって、これほど心に響く経験はないだろうし、彼らにとっても一生に一度の機会だった筈だ。

他方、アフガニスタンはタリバンに掌握された上に、昨晩はISによる大規模な自爆テロ。20年前の2001年9月11日に、アメリカの首都ワシントンに住んでいた者としては、タリバンの悪夢がよみがえってくる。同時に、オリンピックもパラリンピックも、政府が、(コロナ対策に留まらず)テロ対策も怠っていないからこそ、ここまで無事に開催できていることに気づかされている。

自然に目をむければ天候もジェットコースターのようで、この夏も豪雨災害が各地で続いている。熱海のショッキングな土石流は、ひきつづき多くの検証が必要な「事故」なのだろう。

一言で締めくくるつもりはないし、それができないほど毎日、心の振り子が大きく揺れている。五体満足、呼吸できるといったことを始め、当たり前のものが当たり前にあること、当たり前の日常を送れることがいかにありがたいことかと、痛切に感じる日々だ。