60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

甥の結婚式

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コロナ感染が危機的状況の中、昨日、甥夫婦の結婚披露宴があり、親族として参列した。入籍したのは昨年6月。すでにコロナのさなかだったので、ずーっと先の2021年5月に披露宴をしようと予約を入れた。しかし、3ヶ月先の昨日に延期を余儀なくされた。まさか、8月にこのような事態になっているとは思わないだろう。どれだけ多くのカップルと家族が、結婚式の延期で困惑していることかと気の毒に思う。

新郎の父である私の兄は、現在、海外勤務。夏休み期間であることもあり、一時帰国の許可をとり、披露宴の2週間+1日前に夫婦で帰国し、長期滞在ホテルの部屋に2週間籠って昨日を待った。せっかく帰国しても誰にも会えず、町中にも出かけられない。明日にはまた勤務地に戻る。戻った先では、任国政府が指定する隔離ホテルにまたまた2週間監禁となる。

新郎新婦だけでなく、こうしたアレンジを積み重ねてきたこともあり、緊急事態宣言が8/22以降まで延期されたが、限られた人数で結婚式を敢行することになった。

そして迎えた当日。酷暑に見舞われてしまったが、多くの苦労の甲斐あって、すばらしい結婚披露宴となった(もちろんアクリル板だらけ、アルコールなし…)。どの披露宴も、それぞれの家族の中で語り継がれるOnly Oneの素晴らしさがあると思うので、記さないことにする。

私個人として感銘を受けたのは、婚礼の儀。神社での儀式で、私にとっては初めての経験だった。古式の装束を纏った雅楽師たちを先頭に、雅楽の調べにのって新郎新婦、両家の両親が続いて境内に粛々と入ってきた。拝殿に入り、参列者もその後に従う。そして、神式の婚礼の儀が神主によって執り行われた。隣の3歳のJ君も、なんどか小声で「なぜ?なに?」と質問を放ったものの、その厳粛な空気に包まれて、おとなしく儀式に臨んでいた。私自身は、地元の神社が母体の幼稚園育ちで、誕生月には神主の園長先生が拝殿の中でお祓いをしてくださる経験を積んでいるせいか、心にしっくりとなじみ感慨深かった。

昨日は、85歳以上の親族が3人も、式にも宴席にも出席できたことは、めでたいというべきだろう。私もその老人介助要員であり、母のアシストに非常に気を使う長い一日になったが、頑張った甲斐があった。長老の三人とも「孫の結婚式に出席できる日まで元気でいられてよかった」という思いだったとおもう。

極めて制約された形ではあったが、ハレの席で親族が集う機会を作ってくれた甥とお嫁さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。

ーーあとは、披露宴出席者の中から感染者が一人も出ないことを祈りたい