家族四人で暮らしていた頃から、私の誕生日を祝ってもらった記憶がほとんどない。家の中で私は(い)ないと困る、あって(居て)当たり前の空気のような存在だったような気がする。
それが、今年は思いがけないことにうれしいプレゼントが続いた💕
ひとつ目は娘から。
16-17日に娘と箱根に行った。夫が亡くなって以来、時々、二人で近場に一泊旅行をするのだが、今回は数年ぶりの旅。
箱根で入ったお店で、私が手に取ったストールを「おたんじょう日だからお母さんに買ってあげる」とプレゼントしてくれた。娘だけは覚えていてくれたのだ☺️
旅先で私好みの色のストールに巡り会い、値段では語れない、特別な贈り物となった。
うれしい💕
次は誕生日の翌日にロンドンにいる息子から届いた写真。あるコンペに出場し、準優勝したというのだ。息子を含む4人のチームは、留学先のビジネススクールを代表してロッテルダムで行われた大会に遠征し、世界から集まった強者たちと対決して勝ち抜いたという。息子が在籍する大学院は、diversityを標榜するだけあって、チームメートの国籍も性別も職業もバラバラ。彼らの達成感溢あふれる笑みを眺めながら、地球の裏側から大きな拍手を送った。
現地時間で私の誕生日に息子が手中にした快挙。私にとってはなによりもうれしいプレゼントとなった。✨🎁✨
3つ目は勤労感謝の日のこと。午後3時過ぎに玄関のチャイムが鳴った。開けると、家族ぐるみで長年付き合いのある地元の親友Fさんと娘さんが立っている。「お誕生日おめでとう!」とプレゼントが入った袋とかわいい花束を差し出してくれた。料理研究家であるFさんがくれたのは、マグネット入りの鍋敷。クルーゼ、ストーブ、バーミキュラなど鋳型の鍋の底にピタッとくっつく優れもの。それも、木目が美しい日本製。さすがFさん!ありがと~ 😆💕✨
彼女たちが現れた5分後、新婚の甥っ子夫婦が登場。こちらは予定通りの訪問。幸いなことに、試作品を彼らに手伝って食べてもらおうと、仕上げたばかりのパリブレストがある。Fさん親子も誘うと喜んで上がってくれた。甥っ子とも幼少期からの付き合いなのだ。
みんなが小さかった頃の思い出話などで盛り上がり、和やかなティータイムとなった。Fさん母娘からの気が利いた贈り物ももちろんだが、5人でシェアした時間そのものが、私には、なによりもうれしいプレゼントだった。
どれもこれもあまりにもタイムリーなプレゼントに、思わず心のなかで神様と夫に手を合わせて「ありがとう!!」