一昨日の氷雨降る真冬の寒さから一転して、 きのうは晴天の暖かい1日だった。午前中、一階の寝室に物を取りにゆき、2階へと階段を昇っていくと、 正面のサンタさんの横顔と膝の本に光が射し掛かっている。毎年、クリスマスの季節に一ヶ月近く何度となく見ているのに、こんなに生き生きとしたサンタさんに出会えたのは初めてだ。なんだかほっこりうれしくなった。
前日に開催した教室の片付けや掃除が終わった午後、ウォーキング兼買い物に出た。久しぶりに公園に向かった。しばらくぶりの公園は季節がすっかり進み、紅葉の見ごろも過ぎていた。空の重厚な青さだけが際立っていた。紅葉と入れ替わるように、冬のカモたちが飛来し始めていたし、遊歩道は前日の雨で大量に散った葉で覆われていた。
そしてここでも冬の太陽の光に遭遇した。
いつも必ず立ち止まって拝む中之島の茂みの中の小さなお社が、驚くほど明るく浮かび上がっていた。他の季節には見たことがない姿だ。思わず普段よりも長く手を合わせてしまった。
更に下池では、遊具が点在する広場にも幾筋もの光がイチョウの絨毯を照らしていた。
サンタさんを始めとし、どの光も低い角度から斜めになが~く届いている。
季節が逆戻りしたような暖かい日だったにもかかわらず、冬が確実にやって来ていることを教えてくれているようだった。