60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

正月 x コンビニ

f:id:bistrotkenwood:20220115083303j:plain松の内も明けましたが、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

本年もブログ名どおり、60代なりの幸せ探しをしながら、徒然に綴っていこうと思っています。引き続きお付き合いいただけましたらうれしいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

皆さまにおかれましては、よい年末年始を過ごされましたことと思います。

我が家では、年を追うごとにお正月準備が簡略化されていっているにも関わらず、年末のバタバタ度合いだけは加速。これが年を取るということでしょうか?(^^;

娘はいつものように12/30~1/3の間、泊まりに来てくれ一緒に過ごすことができた。年末は(戦力にならず、食べることだけは積極的な)娘がいることによるフラストレーションの方が正直大きかったが、恒例の紅白を娘の解説付きで観るあたりから好転、新年に入ってからは楽しい三日間となった。

特に今年の三が日のハイライトは、コンビニの食巡り、笑。

きっかけは、1日の夜に娘が見ようとチャンネルを合わせた「ジョブチュン元日SP」。正月の恒例番組らしいのだが、コンビニ大手三社それぞれが推挙した(食事部門とスイーツ部門の)1位から3位のイチオシ食品を、プロのシェフたちが試食して合格・不合格をジャッジするというもの。

満場一致で合格を勝ち取る食べ物もある一方、不合格をたくさん獲得してしまう食品もある。コンビニ各社の開発責任者、開発担当者の「自信作です!」という熱いアピールのあとだけに、歓喜の涙あり、惨敗の涙あり。そして、試食するシェフたちのコメントも的を得ていて興味深い。さらに、グループホーム生活とはいえ、コンビニ食品をそれなりに知っている娘のコメントも横から加わる。私自身も料理教室を主宰しているだけに実に面白かった。

翌2日の朝、娘が「全員合格を出したピザ、お昼に食べようよ」と提案。こちらも内心食べてみたいと思っていたから即答、大賛成。「あの番組見た人たちで売れ切になるかもしれないから急いで買ってきておいた方がいいわよ」徒歩3分ほどのところのコンビニにさっそく行ってくれた。「まだたくさん残ってたよ~」

さっそくお昼に二人でワクワクしながらアツアツを試食。なるほど、GOOD!

午後は、近くの神社に初詣。我が家にとって節目ごとにお参りし、ご利益のある神社だ。娘は大吉で大喜び!幸先の良い年明けだ。

そのあと元日の食べすぎ解消の運動を兼ねて二人で20分余りの駅まで徒歩で往復した。

買う予定のものを購入した後、今度は私から「きのう高得点評価だったスイーツ、たべてみたいわ。今晩のデザートにしない?」

ピザとは別のコンビニチェーン。わざわざネット検索して立ち寄る。よく見ると店の外に昨夜の番組の宣伝ポスターが貼られている。そしてこのコンビニがエントリーした商品の写真が掲載されているのだが、うち3つに「合格」のシールがさっそく貼られていた。まるで受験か選挙のようだ。

さて、合格の快挙のスイーツたちだが、片方はラストワン、もう一方は在庫十分。無事にゲットできた。

夕食の後、二種類を半分に切り分け、開発担当者や有名パティシエたちの言葉を頭に浮かべ、味わいながら舌鼓。「私たちがこれを作ろうとしたら原価割れしてしまいますよね~」と二人のパティシエが顔を見合わせながら言ったコメントにうなずく。

「日本全国、どこにいってもあるんだよ。どこでも食べたいときにこれと同じものが買えるんだよ」という娘のコメントにも大きく同意。

日本のコンビニってすごい!世界中さがしてもこのクオリティーのコンビニはないと思う。

ーーこんな他愛もないことでしあわせを感じられるとは…   自分でも笑ってしまう  (*^-^*)へ   …でも、思いがけず楽しく非日常的な正月となった。

追記:

1/3は、用事があって自宅から徒歩7-8分の別のコンビニへ。前日に制覇していない3つ目のチェーンだ。入選したスイーツがあった一方、まさかの結果のスイーツもあった会社だ。予定していなかったのに、気づいたら合格スイーツに手を伸ばして買っている自分がいた、笑。翌日のティータイムに一人で楽しんだ。やっぱりすごいな~と思う。同時に、棚にたくさん並んでいた不合格スイーツと開発者の落胆した涙顔を思い出すと、どの世界も厳しいとつくづくと思う。

更に、メディアの力の怖さもヒシヒシと感じた。60過ぎのバァバの購買行動をも左右するのだから…