60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

ウクライナのお菓子

時々刻々と深刻化するウクライナ情勢の報道から目が離せない。
2001年の9・11同時多発テロでの貿易センタービルの崩壊に「まさか」と思ったが、21年後の今、新たな「まさか」の事態が起きている。
ウクライナの、そして世界の明日が、これほど予測不能で不穏な状況に追い込まれようとは…。

このようなときに能天気とお叱りを受けそうだが、「ウクライナ風ポピーシードケーキ」という古い母のレシピがあることを思い出し、なにかに突き動かされるように焼いた。不出来だったが、近くに住む友人宅に持参してテレワークで在宅のご家族とシェアした。
巷で見るポピーシードパウンドケーキと違い、この「ウクライナ風」は、けしの実の量が半端でない。ぎっしり詰まっていて、プチプチ感が個性的な素朴なケーキだ。
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話が若干逸れるが、ポーランドは、第二次世界大戦時の辛い経験に留まらず、歴史を遡った18世紀には、複数の周辺国によって侵略・分割され、世界地図上から国名も領土も抹消されてしまった時代を経験している。そのポーランドが今回ウクライナからの避難民を多く受け入れている。
世界に誇る多くの芸術や優れた伝統文化を持つウクライナという国が、かつてのポーランドのように亡国となってほしくないと祈るばかりだ。