昨日は彼岸明けでは異例の寒さの日だった。東京郊外の我が家では終日みぞれが降り、お昼頃には一時、雪に変わったほどだ。
暖気を逃さないよう、朝いつもより遅めに食堂の窓のブラインドを開けた。そしてショック!黄色のビオレは元気なのに、水色のネモフィラだけがくったりと萎れていた!前日、朝から晩まで出かけていてチェックを怠った間に、水を切らしてしまっていたのだ。
ウクライナに思いを馳せながら窓辺にウクライナ国旗の色の花を飾っただけに、縁起でもないことをしてしまったと自らを強く責め、悔いた。
柔らかい茎と繊細な花びらであるだけに絶体絶命と思いつつ、一縷の望みを託して水をたっぷりあげた。
夕方、外出から戻って見ると、花姿は乱れてしまったが、花も葉もシャキッと蘇っていた!水枯れさせてしまった苗が生き返ったのを見て、昨日ほど安堵し嬉しく思ったことはない。
ウクライナの前途と重ね合わせ、まだ希望があると思えたからだ。
ちなみに今朝みたら、乱れていた茎が整って空を向いて美しく咲いていた。はかない花の生命力にいっそう感動した。(写真は昨夕の乱ているけれど元気になった姿)
萎れさせてしまった罪滅ぼしではないのだが、ようやく最終回を終えた3月の料理教室の収入の一部を、ウクライナ支援のために寄付する手続きを昨日とった。微々たる金額だが、それでも難民救済に少しでも役立つのであればと願って。
Ukrainian poppyseed cakeを教室で紹介した者として、教室の回を重ねるほどに深刻化していく情勢に、居てもたってもいられなくなっていたのだ。
ウクライナの凍てつく寒さは昨日の東京の比ではない。
極限状態にある人々に、復活の日が訪れることを祈りたい。