60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

私の避暑地

今年の夏はほんとうに暑い。まだ8月上旬なのに猛暑日の記録を更新しているという。
そんな中、我が家で大活躍している部屋がある。私が「イチロールーム」と呼んでいる部屋だ。独立した子どもたちの部屋を繋げ、夫の一郎さんが、定年退職後に読書や好きなことをして過ごす予定だった部屋だ。しかし、リフォームの完成から僅か3ヶ月で、部屋の主はこの世を去ってしまった。
さて、この部屋はヒッチコックの映画(←古い!)ではないが、北北西を向いている。冬の間じゅう陽が射し込まず、それなのに夏は西日が当たって暑い。その為、この部屋を快適に使おうと思うと夏も冬も余計な光熱費がかかる。かつては子どもたちが寝起きした部屋、そして夫の「夢」が一杯詰まった部屋なのに、独り身としては春と秋にしか使えなかった。
ところが、今年の夏の二階はとてつもなく暑い。屋根が黒いからなのか、ともすると外気温よりも室温が高くなる。先週も、2階の新しい温度計をみると、日を追う毎に35℃、36℃、37℃と上がっていった。洗面所の蛇口をひねると水ではなくお湯が出る。フローリングは床暖房。台所の食器もポカポカ。
電力の逼迫と節電が叫ばれていたので、ここまで暑い部屋を冷やすことに罪悪感を感じた。そこで試しにイチロールームに降りて行って冷房をつけてみた。思いの外早く冷えた。西日が当たる時間帯は、シャッターとカーテンで対応。快適!!
ということで、二階での家事は午前の早めに済ませ、日中はPCを持って一階に避難することにした。日によっては簡単な昼食も一階に運んで食べた。二階に戻るのは陽が落ちてから。
現在、イチロールームは、この夏限定の私の「避暑地」になっている。いや、これから毎年かな?