今日の午後、ホトトギスの鳴き声を聞いた。例年は夜の闇の中から聞こえてくるのだが、珍しく明るい時分に鳴いてくれた。近くの鎮守の森にいるに違いない。
東京23区内に住んでいるのだが、毎年この時期のわずか数日間、ホトトギスが山へと向かう途中でこのあたりを通過していくのだ。その特徴ある鳴き声を耳にするたびに「ウソみたい!まだちゃんとこんな街中を移動していってくれているんだ」と感心し嬉しくなる。
大河ドラマを見終わって、ふと誰でも知っている「あの」句を検索してみた。するとなんともタイムリーな解説に「そうだった!」とひざを打った。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス 織田信長」
「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス 豊臣秀吉」
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス 徳川家康」
同時代に生きた三人の武将の性格を端的に表していると言われている有名な句。今日の大河でも3人とも登場!ネット上では、今日のリーダーの資質と重ね合わせて論じているものもあって面白い。フムフムとうなずいてしまう。
今年の夏は、信州などへ避暑に訪れた人たちが、山々に響くホトトギスの鳴き声を聞きながら、いつになく家康リーダー論を話題にしそうですね、(^^)v
追記:
2年前の5/29のブログにもホトトギスのことを書いた。
https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2021/05/29/223208
今年は桜の開花が早かったが、ホトトギスの移動時期も前倒しになっているようだ。
そしてまた、このブログをアップした翌朝、横浜に住む友人から、わたしと同じ日に近くでホトトギスの鳴き声を聞いたとのメッセージをもらった。首都圏移動中!✨