旅に出る2日前に終わった11月の料理教室について書こうと思う。
今回は初めてワークショップ形式にしてみた。参加者と一緒に料理を作り完成させる。ちまたの料理教室では当たり前だし、私も以前はそうにしていた。しかしコロナを境に変わった。様々なコロナ対策を講じるようになり、その結果、参加者は着席し、私の料理の説明と実演をみていただく形になった。コロナ収束後も不思議なもので、もとの形にはもどせないものだ。
今回は料理というよりもむしろ工作に近い作業なので、食卓一面にビニールクロスを広げて作業した。形状が特殊な輸入の冷凍パイシートを多用するので、各自が実際に手を動かした方がチャレンジするハードルが下がると考えた。
初顔合わせのメンバーばかりのクラスでも、皆さん目を輝かせ、協力しあって仕上げてくださった。自分が貢献したパイがオーブンから出てくると歓声が上がった。そして帰り際には「楽しかった~」と。
座ったまま見学する方が気分的にも体力的にも楽なのは確かだ。しかし、こうした体験型のレッスンも、時にはいいものだと久々に気づかされた1ヶ月となった。