60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

料理教室、学習障害、写真整理、外国との縁など徒然に

パリ・ノートルダム大聖堂展

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科学未来館で開催中の表題の特別展に午後行った。朝の新聞記事で開催を知り、どうしても行きたくなった。開催期間は残り僅かで、今日を逃すと行けないと思ったからだ。

あの衝撃的な大火災から5年。驚異的な早さで再建を成し遂げた過程と、カテドラルの歴史が、科学未来館ならではの手法で「展示」されていた。

私にとってはタイムリーというべき企画展だった。前回のブログで夫の人生アルバムを、夫を表すキーワードを織りまぜながら作ったと書いた。そのキーワードのひとつが「カテドラル巡り、知的好奇心」だった。フランス滞在は一年半あまりだったが、スキマ時間をみつけては各地のカテドラルを巡った。地元ボランティアによるガイドツアーがあるところは事前に申し込んで参加した。参加者は主にフランス人だったので、ニッチな内容があったり、一般客が入れないところに案内してくれたりと面白かった。アルバムを作りながら、パリのノートルダム大聖堂のツアーと、5年前の悲劇に想いを馳せていた。

今回の特別展は、フランスの各分野の専門家が結集し、最先端のAR技術を駆使して作り上げた渾身の企画で、世界各地を巡回開催しているらしい。現在はニューヨークと同時開催とのこと。

とにかくその観覧方法が科学未来的で新鮮だった。入場者は、入口で渡された特殊なタブレットによって、三次元を越えた時空でノートルダムを体感・堪能できる。それぞれがタブレットを覗き込みながら、歩いたり立ち止まったり。上にかざして回りながら(画面の中の)天井やステンドガラスを見まわしたり、画面をクリックして説明を読みながら中世の職人たちの作業風景を眺めたり、尖塔の復元方法をCGで見たり…。いにしえの作業小屋の模型などが3Dプリンターで精巧に再現されてもいた。

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ノートルダムが元通りとは行かずとも、こうして惨事から立ち直り、修復・再建できた様子を知り嬉しく思った。夫と一緒に観れなかったのが本当に残念だ。私以上に再興に胸を撫で下ろし、同時にAR手法に感嘆しながら大いに楽しみ、「すごく勉強になった!」と喜んだことだろう。