60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

料理教室、学習障害、写真整理、外国との縁など徒然に

王子駅界隈散策:滝と狐

2ヵ月ぶりに東京散策ツアーに参加した。今日は王子駅周辺。飛鳥山は行ったことがあるが、今日訪れたのは初めての場所ばかりだった。

南口を出るとすぐ前には、江戸時代の石神井川の風情を再現した緑豊かな親水公園(末尾の写真の右真ん中)。その昔、駅前の風景は↓↓だったという。
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今日は、おおむね川に沿っての散策だった。「王子七滝」とよばれるように、このあたりは滝の名所だったという。残念ながら今は二つしか残っていない。しかし、かつて滝があった場所に立つと、先生がみせてくださる浮世絵の風景画と現在の地形が重なり、脳内がVRメガネをかけた状態になっていくのを感じる。

もう一つの今日のキーワードは「狐」。王子稲荷神社は、東国の稲荷の総大将といえる狐を祀る神社だという。毎年12月の大晦日には、関東八州の稲荷の狐たちがこの神社を詣でるために集まって来るという伝説まである。広重も描いているし、今日でも、大みそかには、狐まつりが催されるそうだ。古典落語にも「王子の狐」という演目があるという。先生があらすじを話してくださったが、その話にも、こうした民間信仰にも、思わず微笑んでしまう。架空という意味では同じかもしれないが、AIなどにはない、のどかな庶民文化に心地よさを感じる。

今日のツアーは東京23区内に現存する一番大きい滝がフィナーレとなった。水量も高さもそれなりの規模の滝に驚いたり、感心することしきり。正午過ぎの体のほてりを水と樹々の緑が少し鎮めてくれた。心もまた、滝の音に癒やされた。

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案内の小林先生も、参加者もみんな70代とお見受けする。元気な高齢者集団に拍手!

きょうもまたディープで歴史溢れる東京散策を満喫できた。酷暑の中、パワフルな話術で案内してくださった先生、ありがとうございました!