年末年始の北陸ツアーは、観光地・食・宿ともに思っていた以上に満足度が高く、何について書こうかと迷うほどだ。王道の旅レポからは逸れるが、白川郷地域の雪景色に心打たれた。
今回の旅は白川郷から始まった。雪が全く見当たらない松本駅を出発して走ること数時間。途中から降り出した雨は山間部に差し掛かると、みぞれ、雪へと変わっていった。そして突然…「トンネルを抜けると雪国だった」。

その先は蛇行する山道と幾多のトンネルが続く。木々の枝は白く染まり、幻想的な世界へといざなわれていく。

アルプスの下をくぐる長いトンネルを抜ける度に変化する景色。次はどんな雪の世界かと出口が待ち遠しく感じられた。白川郷への期待値も高まる。
飽きることなく堪能した雪景色の末に到着してみると、あろうことか本降りの雨。雪の名残が点在し、道端はぬかるんでいる。そして待望の合掌造りの屋根は茶色のまま。ザンネン。。。

今回の旅では、松本→白川郷→高岡市(泊)→永平寺→東尋坊→金沢(泊)・兼六園→飛騨高山→松本と、本州を縦断する日本アルプスの東西を往復するようにバスで周遊したので、最終日にもこの地域を通過した。幻想的とも感じる水墨画のような世界を二度も見ることができた喜びと同時に、心の奥でズシリと重いものを感じた。
今日では、多くのトンネルが造られたおかげで、私たちはこうして手軽に訪れることができる。しかし、この美しくも厳しい雪景色は、かつては雪に閉ざされた村々だった事実を物語っている。飛騨の山奥で暮らしてきた人々への畏敬の念で胸が一杯になっていたのだ。