60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

はじめてのお泊まり

孫のJ君が初めてバァバの家に一人で泊まった。6月初めにJ君に弟が生まれる予定だ。パパはロンドン留学中で、出産時には帰国が間に合わない。ママが入院中、バァバがJ君の家に泊まり込んで世話をすることになった。ママが不在の間もJ君の生活のペースを崩さず、保育園に通い続けてほしいとの願いからだ。入院は7日間だという。責任は重く今からドキドキだ。

その準備として、まずはJ君が我が家に泊まりに来ることになった。一泊目はママと二人。GWで娘のYも帰ってくるというので、その日は久々に賑やかな1日となった。娘が先日遊びに行った先でお土産に買ってきてくれたドラえもんのボードゲームで盛り上がった。サイコロを振り、一人前にゲームに参加できている成長ぶりにバァバは感心しきり。

翌日は4人でゆっくり休日の朝ごはん。そのあと全員で家を出る。J君とYとバァバは公園へ、ママは自宅へ。路地を出たところで左右に分かれ、ここでJ君はママにバイバイ。Yからもう一つお土産でもらっていた小さなグライダーを手に持ちご機嫌。公園は思いのほかすいていた。お気に入りのブランコを独り占めし、そのあと滑り台の上からグライダー飛ばし。バァバもYも参加してみんなで真剣に飛行距離を競った。

あっという間に昼時。帰路は途中にある神社に立ち寄ってお参りし、スーパーのベーカリーでサンドを買って帰ってランチ。「フルーツ+甘いクリーム」と大好きなものが二拍子揃ったフルーツサンドの食べっぷりのよさに、元祖・フルーツ大好き人間のYもビックリ😍。午後には再びドラえもんゲーム。途中で甥夫婦が隣の家に来たついでに顔を出してくれ、しばしのティータイム。

中断したゲームを終わらせると、もうお風呂タイム。Yは帰宅し、いよいよバァバのワンオペ・ミッションの始まりだ。前日に経験済みの入浴、ついで夕食。J君御用達の朱の根来の入れ子椀一式に、一汁三菜を盛り込んで庶民の和食の膳。お昼にあんなに食べたのに、好物の納豆もプラスして気持ちよく完食!和食好きだったパパ似だな〜と妙に納得。それだけに、秋からのイギリス生活がちょっと心配になる。

いよいよ今回の天王山の就寝タイム。まずは歯磨きとフロス。「初めてだからママみたいに上手にできないけど我慢してね、よろしくね」と前置き。大人しく協力してくれる。磨き終わったのはいいが「このあと、どうするんだっけ?」(メモに記入し忘れていた!)「ママは手にお水を汲んでくれて口をゆすぐんだよ」「そうだったわね」片手に蛇口の水を入れて口元へ。一口目を含んでから「ママは両手でやっているよ」「そうか、そうか…💦」意思疎通ができる年齢でほんとうに助かった〜!デンタルフロスはイエローカードなしで終了。

そしてセミダブルのソファベッドに二人で並ぶ。J君が「おふとん」と呼ぶキリン模様の大切なガーゼの毛布を握りしめている。この日のために買っておいた新訳版のピーターラビットの絵本の封を切る。幼い娘に読んであげて以来かもしれない。結構長い。しかし、じっと聞いている。最後まで読むと、「もう一回!」ママとの約束の時間を数分超えていたが、ちょっとだけスピードアップして読むことに。二度目の「おしまい」の後は「じゃあ、おやすみ〜」と電気を消す。片手に「おふとん」、もう一方の手は、いつものママのすべすべの手の代わりに、ハリのないバァバの手とつないでいる。かなり疲れている筈と思いきや、おしゃべりや質問が次々と続く。10分?15分??「さあ、もう寝ましょう」とバァバは口をつぐむ。しばらくすると寝息が隣から聞こえてきた。よかった〜〜❣️

次の日も問題なく1日があっという間に過ぎた。前日出来なかったお砂場遊びをたっぷりしたし、1年前よりも果敢に小川の石を渡れた。ママと約束した夕方のタイムリミット5分前に無事に送り届けることができた。

第一段階のミッション・コンプリート、やれやれ…、ホッとした。

次のトライアルは今度の日曜日、バァバが出向いて二泊して、J君の家でのルーティーンを教えてもらう予定だ。