60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

Arctic Circleからの絵葉書

買い物へ出る際にポストをみたら Arctic Circle(北極圏)の字と、(北緯の)緯度と、サンタクロースの図柄が描かれた特大サイズの切手が貼られた絵葉書が届いていた。前回のブログで書いたとおり、2月初めにフィンランドへ旅した息子家族からのものだった。 次…

ラップランドからの便り

昨日、フィンランドから届いた。 ロンドンに住む息子家族がサンタクロースに会いにロヴァニエミという村を訪れている。立派なひげと大きなお腹のサンタクロースと一緒に写ったJくんとベビーのSくんとパパとママのファミリーポートレート写真。 そしてトナカ…

しあわせな思い出づくり

「Yさんには、おかあさんが幸せな時間とその思い出をたくさんつくってあげてください」「Yさんが歳をとって施設で孤独に暮らすようになった時、その楽しかった記憶はYさんにとってかけがえのない宝となり、生きる希望となるのです」 娘の成年後見の監督人…

タイの絹の紬

唐突で恐縮だが、マットミー・シルクと呼ばれる絹の紬(ツムギ)がタイにある。 タイシルクといえば、ジム・トムプソンが有名。20世紀の近代化の波の中で廃れつつあったタイの絹織産業を復興させ、タイシルクを広く世界に知らしめたアメリカ人実業家だ。 しか…

青パパイヤとソムタムの思い出

上記のタイトルで、14年前の6月の東京でブログを書いている。 *********** [前略] 青リンゴ、青葡萄・・・とくれば酸っぱい!というイメージかと思います。でも、青パパイヤは酸っぱくないのです。 ほのかな甘み、かすかな酸味、どちらかというと、そのさわ…

2021Tokyo 写真家ドアノー展

昨日、振替休日をもらえた娘と、20世紀半ばのパリにタイムスリップしてきた。今月末までBunkamuraで開催されている「写真家ドアノー/音楽/パリ」という展覧会を観に行ったのだ。 ロベール・ドアノー(Robert Doineau)は、報道誌やファッション誌などで働い…

葡萄

ボージョレヌーボの解禁日が近づいていることを意識したわけではなかったが、11月の料理教室のインテリア小物類は、気づいたら葡萄関連のものが多くなっていた。パリで偶然行き会った骨董市で見つけた葡萄の絵皿。葡萄の葉の織り柄のテーブルクロス。ワイン…

モネとマティス @ POLA美術館

前回のブログで季節の色について書いたが、一昨日は、この上なく贅沢な色と空気感を堪能する一日を幸運にも過ごすことができた。 友人二人とともに箱根のPOLA美術館に日帰り旅行し、来月三日に終了するモネとマティスの特別展を滑り込みで観てきたのだ。三人…

10月の教室の色

普段は、料理教室終了後に、写真をアップするのだが、今月はその時間がとれなかった。終了と同時に翌日の孫の3歳の誕生日会に突入してしまった。母の入院手術後のライフスタイルが変わり、新規契約や施設見学、付き添いや日常雑務に追われた。 明後日は10月…

ワタリガニとマンゴで未知との遭遇

ようやく今月の料理教室が終わった。6月に引き続きタイ料理。主宰する者として反省点の多い内容となってしまったが、それでもみなさんには、未知の味との遭遇を楽しんでいただけたようだ。 試作段階でブログにもアップしたワタリガニをつかった「プー・オッ…

春のジヴェルニー

春のジヴェルニーの池もまた魅力に溢れている。睡蓮の紫がかった新芽がかろうじて水面に顔を出している初々しさ。モネが描く睡蓮と柳が頭に擦り込まれているが、春はそれらの主張が強くないのが幸いして、池の周りを彩る花や木々の息吹がスーッと見るものの…

睡蓮とジヴェルニー(Les Nympheas)

いつもウォーキングする池のほかに、隣接する小さめの池がある。ときどきそちらにも足を延ばす。葦などが多く茂っているが、その一角では早くも睡蓮が数多く咲いている。5/9に既にスマホで写真を撮っている。睡蓮は初夏の花と思っていただけに、開花時期の早…

ラベンダーの思い出

ラベンダーにはたくさんの思い出が詰まっている。私にとってラベンダーは南仏を象徴する花だ。 若い時、エクサンプロヴァンスという南仏の大学町で語学研修をした夫は、プロヴァンスをこよなく愛し、機会をみつけては、スイスからパリから、何度も連れて行っ…

国際オリンピック委員会(IOC)本部

東京オリンピック開催が危ぶまれ始めている。 ヨーロッパとアメリカでも感染が急速に拡大している。 昨日のトランプ大統領の「延期」発言は、世界に波紋を広げているようだ。 トランプ大統領の評価は、常に二分するところだが、その発言は看過できないと、改…

ウルスリの鈴

春の訪れといえば、思い出す本がある。『ウルスリの鈴』という絵本の名を聞いたことがあるだろうか?スイスの絵本作家、アロイス・カリジェの代表作であり、彼はこの作品で第一回国際アンデルセン賞(画家賞、1966)を受賞した。ある小さな村に住むウルスリ…

啓蟄とGroundhog Day

昨日3月5日は、二十四節気の啓蟄(ケイチツ)だった。 日付が変わってから気づいた。 年によっては3月6日になることもあるという。 「冬ごもりの虫たちが這いでる」という意味の日だ。 春分の日までの期間も啓蟄と呼ぶそうだ。昨日のブログでは、スイス・ベルン…

スイスの氷河: サース・フェーの夏

冬のサース・フェーの氷河について書いたが、夏にも何回かトレッキングで訪れている。スキーのときと同じところを歩いたので、夏も解けずに残っている氷河の全景を間近に見ることができた。冬は一面雪に覆われているので、先述のように、冷たく青光りして顔…

スイスの氷河

一昨日のブログで、>>> (風花も六花も雪輪は)雪を表す言葉であっても、スイス・アルプス、いやそれ以前に、冬の日本アルプスの峰々を覆う雪にはそぐわないと書いた。日本の雪山は映像でしか知らないので語ることはできないが、スイス・アルプスの雪は、あ…

ダイヤモンドダスト

一月のグリンデルワルトで、ダイヤモンドダスト に出会えた。この世のものとは思えない美しさだった。凍てつく朝、アイガー北壁を真正面に見るゲレンデに、朝一番に下り立ったときだった。水蒸気の細かい結晶が朝日を受け、ダイヤモンドの粉のように大気中を…

私たちのグリンデルワルト① : 冬のスキー

[手前から、ユングフラウ、メンヒ、アイガー] [アイガー北壁]10年前のの1月に撮った写真。夫は、来客などの仕事がなく、よほどの悪天候でないかぎり、毎週末のように、コンディションと天気がベストなスキー場を選んでは、私を引き連れて滑りに出掛けた。ど…

ルーツ: 高知県物部村

思いがけない「再会」があった。 懐かしい高知県物部村と。明日の教室のための柚子のババロアを作るため、一昨日、行きつけの駅前の八百屋で買った柚子を冷蔵庫から取り出した。 袋に書かれた文字に、目が釘付けとなった。‼️東京育ちなので、私には故郷がな…

削り器ジロールでチョコケーキ!

10年前に、チーズ削りジロールを使ってチョコレートケーキのデコレーションをしました。 まるで、パティシエが作ったみたいにヒラヒラのチョコも作れてしまう、スグレ道具。→ぜひ下記、ブログの写真をご覧下さい (古い写真データ、直ぐに見つけられないもの…

便利グッズ その③: スイス編

自宅での持ち寄りパーティーに参加してくださったYさんが、昨晩、ご自宅で開催された素晴らしいパーティーに招いてくださった。我が家でお出ししたスイスチーズを喜んで下さったので、ホールで求めて削り器と一緒にお持ちした。この「ジロール」と呼ばれる削…

聖ルチア祭

Nobel Weekに便乗して、スウェーデンつづき。明日12/13は聖ルチアの日だ。 スウェーデン始め、北欧諸国(とイタリアの一部)では、聖ルチア祭を祝うという。 祝日ではないが、国によっては、クリスマスと同格かそれ以上の位置を占めているらしい。 北欧の中…

便利グッズ: お国変われば…

このハサミ、ご存じですか? スウェーデンに旅したときに買ってきたハーブ切りバサミ。 握りの部分にグリーンの差し色があるところが、なにげにオシャレ✌️ハーブ切りというので、夏に薬味のシソを切ろうとしたら、うまく切れず。 万能ネギも、切れなくはない…

娘とシンガポール旅くらべ

週末に娘が夕食を食べに来た。 「料理教室の試作をお祖母ちゃんと食べるけど、あなたも食べに来ない?」と誘ったら二つ返事。ささやかながら、娘のために買ったお土産を渡せるし、娘とシンガポール観光の話をシェアできるし、グッドタイミング三人で食事をし…

南国の生命力

シンガポールに到着した夕方に、さっそく訪れたボタニカルガーデン。(マリーナベイサンドに隣接する植物園ではなく、市内のボタニカルガーデン。歴史も古く、近年、世界遺産に登録されている「老舗」。雨が降りそうな曇り空だったにもかかわらず、木々のイ…

シンガポールへの旅

初めてシンガポールに旅行した。 36年前、娘が一才の時に、タイに赴任した際、近いのに行けなかった国。今のように、気楽にネットで格安航空券を買える時代ではなかった。今回行くことにしたのには、三つの理由がある。 まず、身内が現在、シンガポールに住…