60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

絶品、すだちのジャム

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愛媛県出身の友人が、スダチで作ったジャムを送ってくださった。
皮の表面を薄く削ぎとり、アク抜きのために何度か茹でこぼし、絞り汁と共に煮詰めて作られたという。
こんなに手間をかけ、これだけの量を作られるのに、スダチの数と時間をどれだけかけられたことだろう。
一昨日届き、すぐにいただきたかったのだが、昨日は検査入院していた母を迎えに行って、ホームに送り届けねばならず、今朝までぐっと我慢。
そして迎えた日曜日の朝。
プロのように、仕上げてから滅菌のために瓶ごとちゃんと火を通してあるから、簡単には蓋が開けられない。
密閉されたフタがあくと、酸味のさわやかさが際立つ香りがフワッと立ちのぼる。バタートーストといただく前に、一口ふくむ。仄かな渋みが引き立て役の甘酸っぱさ、未知の柑橘の世界に引き込まれた。
スダチを甘く食するとこんなに上品な風味になるのだ、と感激する。同じ四国でも、柚子はその明確な香りで料理界に君臨している。しかし、秋の味覚の名脇役のスダチは、その謙虚なたたたずまいがむしろ魅力的だ。
その魅力を新たな形で引き出して朝食のお皿の上に体現してくれた友人に感謝!!
Mさん、ありがとう!💕
大切に香りを堪能させていただきますね✨🙏