60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

先輩の経験に学ぶ

日を追うごとに、情勢がよくなるどころか、緊迫の度合いが増してきた。 今朝のNHKニュースの中で、「先輩の経験に学ぶ」というコラムがあった。 長野県上田市にある板金等の製造業の会社で、リーマンショック時に存続危機に陥りつつなんとか乗り切った元社長…

カタカナ語ばかり…

クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、… 今まで聞いたことがないカタカナ語が、連日、マスコミに登場する。 昨日(3/27)の読売新聞朝刊に、河野防衛大臣が、カタカナ語を多用しないよう厚生労働省に申し入れたとの囲み記事が載っていた。 大臣は自…

「自粛」

小池東京都知事は、緊急記者会見で、今週末の「不要不急」の外出の自粛を要請した。 多くの欧米諸国やインドなどは、更に強制力が高い都市封鎖対策をとっているところが増えてきた。住民の外出や移動を制限し、違反した場合には罰則を課す都市も複数ある。 …

感染者ゼロだった自衛隊員

少し古い話題になるが、豪華客船ダイアモンド・プリンセスの支援活動に当たった自衛隊員からは、感染者がゼロだったということについて書きたいと思う。この事実について、NHKがニュース番組の中で5分あまりの時間を割いて報道したのは、もう10日近く前のこ…

ささやかな心なごむ話

テレビから流れてくるニュースは、日を追うほどに沈鬱さを増している。 千鳥ヶ淵の満開の桜の映像も、その変わらぬ清らかな美しさが、かえって観るものの心を虚しくさせる。現実逃避は好ましくないし、感染予防対策を怠ってはならないと思う。しかしそのなか…

スイスとコロナウィルス

欧米各国から日々届く報道を、信じられない思いで見ている。目に見えない敵との「戦争(war, guerre)である」と、大西洋を挟んだアメリカとフランスの大統領がいうのも無理もない。テロ行為や大自然災害による社会の機能停止とは違った前代未聞の脅威をはら…

WHOとIOC

「WHO」(世界保健機関)の名前を聞かない日はない。 前回のブログで国際オリンピック委員会(IOC)がスイスのローザンヌにあると書いた。 WHO本部もまた、スイスにある。こちらはジュネーブ市内にある。現地時間昨夜(3/15)21時ころ、ジュネーブの市民たちは…

国際オリンピック委員会(IOC)本部

東京オリンピック開催が危ぶまれ始めている。 ヨーロッパとアメリカでも感染が急速に拡大している。 昨日のトランプ大統領の「延期」発言は、世界に波紋を広げているようだ。 トランプ大統領の評価は、常に二分するところだが、その発言は看過できないと、改…

東日本大震災から9年

東日本大震災から9年を迎えた。 9年という歳月が経っても、国民皆が大きな悲しみに包まれ、真の復興への道のりはまだまだ遠いと誰もが感じる。2011年3月11日、夫と私は東京はおろか、日本からはるか離れた、地球の裏側のベルンにいた。時差のため、大地震発…

ミモザケーキ

ミモザケーキは、私の十八番の一つといえるかもしれない。 姿がミモザのようであるだけでなく、味も口当たりも大好きなケーキだ。 爽やかなレモンの香りあふれるカスタードと、キルシュ風味のふわふわのスポンジが、食べる人を優しい気持ちにしてくれる。 中…

ベルンのミモザ(2010)

昨日のブログで、ベルンではミモザが手に入らないのだろうと書いたが、私自身が買っていたことを思い出した。 友人のクリスティーヌさんにランチに招待された2011年3月8日のちょうど1年前。 実は、3月8日は亡くなった夫の誕生日だった。 平日だったが、いつ…

ミモザの日

[昨年の3月、お向かいさん玄関先] 今日3月8日は、ミモザの日だ。 もう少し公的にいえば、国連も公認するところの「国際女性デー」。 イタリアでは、「フェスタ・デラ・ドンナ」と呼び、男性が女性に日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る習慣があるそ…

ウルスリの鈴

春の訪れといえば、思い出す本がある。『ウルスリの鈴』という絵本の名を聞いたことがあるだろうか?スイスの絵本作家、アロイス・カリジェの代表作であり、彼はこの作品で第一回国際アンデルセン賞(画家賞、1966)を受賞した。ある小さな村に住むウルスリ…

啓蟄とGroundhog Day

昨日3月5日は、二十四節気の啓蟄(ケイチツ)だった。 日付が変わってから気づいた。 年によっては3月6日になることもあるという。 「冬ごもりの虫たちが這いでる」という意味の日だ。 春分の日までの期間も啓蟄と呼ぶそうだ。昨日のブログでは、スイス・ベルン…

北国ベルンの早春

ベルンでは、3月の声をきくと、ようやく長い冬が終わり、春の訪れを感じる季節となる。 今年も3月を迎え、ベルンの早春を思い出している。 10年前の3/1に、東京に住む叔母に送ったメールをいま読み返し、“郷愁”に近い思いに浸っている。 ********** Jおばさ…

三月ひなのつき

『三月ひなのつき』、児童文学者の石井桃子の名作の題名だ。 子どものころ何度も読んだ。小さいときは、絵が地味で、よさがわからなかった。それが一年毎に、大人っぽい雰囲気に惹き付けられていった。名著のゆえんだろう。 今でも毎年、頭の中で「三月、雛…