60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

晩白柚(バンペイユ)

果物の王様はドリアンというが、柑橘類の王様は、晩白柚ではないだろうか。ご主人様が熊本県ご出身の友人から、先日、特上品の晩白柚をいただいた。 箱を開けて、その大きさに圧倒された。 大男の頭くらいある。 熊本県八代市産。肩のところに貼られたくまモ…

「手を洗う」

WHOはついに、新型コロナウィルスについて「国際的な公衆衛生上の緊急事態」と宣言した。時々刻々と発表される感染者数と世界規模の蔓延に不安が募る。 21世紀とは思えない、同時に、国際化した時代だからこその急激な流行拡大に驚かされる。一般人の私たち…

六花/雪輪

「六花(リッカ)」もまた趣のある言葉だ。 雪と書く代わりに、六花。雪の結晶が六角形であるところに由来する。 言葉にとどまらず、六花は日本の伝統工芸の中で、「雪輪(ユキワ」」と呼ばれる美しい紋様となって登場する。 優しい造形だ。 そして、風花も六花も…

風花

1/10の読売新聞朝刊一面の「編集手帳」に、風花(カザハナ)について触れていた。 近隣の山の雪が風で飛ばされ、快晴の空気中を舞う様子を指す言葉のようだ。読んだ瞬間、スイスのダイヤモンドダストを思い浮かべた。 しかし、次の瞬間、「ちがう!」と思った。 …

ダイヤモンドダスト

一月のグリンデルワルトで、ダイヤモンドダスト に出会えた。この世のものとは思えない美しさだった。凍てつく朝、アイガー北壁を真正面に見るゲレンデに、朝一番に下り立ったときだった。水蒸気の細かい結晶が朝日を受け、ダイヤモンドの粉のように大気中を…

私たちのグリンデルワルト① : 冬のスキー

[手前から、ユングフラウ、メンヒ、アイガー] [アイガー北壁]10年前のの1月に撮った写真。夫は、来客などの仕事がなく、よほどの悪天候でないかぎり、毎週末のように、コンディションと天気がベストなスキー場を選んでは、私を引き連れて滑りに出掛けた。ど…

グリンデルワルト

「世界の山々ーースイス・アイガー」という番組が今月半ばの深夜にNHKのBSで放送されたという。 友人のCさんが録画したものを二枚ダビングして持ってきてくれた。ベルンに住んでいた2011年の夏、CさんとDさんが、はるばる訪ねてきてくれた。我が家に泊まった…

物部村の柚子のババロア

昨日、近くの大手スーパーに行ったら、なんと高知県物部村の柚子が売られていた! 1/12のブログで紹介した、私の実家のルーツの村で獲れた柚子だ。「ルーツ: 高知県物部村」 https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2020/01/12/002224四国の小さな村な…

🍰でファミリー・ティータイム

一昨日、仕事が休みだった娘と一緒に、義母のところを訪問した。 元々は正月休み最後の日曜日に行く予定だった。ところが、息子から孫の世話を頼まれたため訪問をドタキャンしてしまっていた。一昨日は思いがけず、思い出に残る訪問となった。そもそも、おと…

揮毫

細々と書道を続けている。 新年の一回目の教室では、先生が生徒一人一人に、希望した字や言葉を葉書に書いてくださる。 「私から皆さんへの新年のささやかなプレゼントです」とおっしゃりながら。今年の抱負、座右の銘、一文字、和歌、等々、皆それぞれに決…

フレッシュグリーン

言い尽くされているコメントにすぎないが、植物が与えてくれる癒しのパワーは絶大だ。 夫が亡くなった後、折りあるごとにいただいたお花たちは、悲しみを和らげてくれ、本当に有り難く思った。 もちろん、お祝いごとのお花も、幸せを幾重にも膨らませてくれ…

アネモネ

昨日の教室のテーブル花にアネモネを使った。 今月前半の教室では、新年の名残の千両や茜色のマムでお正月らしく飾ったが、さすがに活け替える必要があった。その一方、同じメニューのクラスなので、あまりイメージを変えるわけにはいかない。 偶然手に取っ…

家庭版: 睦月の和の食空間

正月休みが明けた1月6日から、一気に料理教室モードに突入した。そして、本日の三回目の終了と共に、我が家の新年がようやく終わった感じがしている。(※母のサポートがあるの為、教室はわずか三回しか開催していない)新しい年ではあるが、テーブルセッティ…

家族

[前回のブログの続き] 昨日の報道で、供述調書に記された遺族たちの悲痛な声が、初めて明らかにされた。 やはり。。。当然。。。そうよね。。。。。 ーー胸を痛めつつ、大きくうなずいている自分がいた。 19人それぞれの思い出がつまった人生があり、それを…

19人のいのち

津久井やまゆり園で起きた殺傷事件の裁判のニュースが連日報道されている。 社会全体に大きな衝撃を与えた犯罪史に残る事件だ。 異例の措置として、殺害された19人の入所者たちの名前が匿名にされ、代わりに「甲A」といった無機質の名前で呼ばれている。個人…

[前ブログより続き] 道草ののち、ようやく神社に到着した孫とバァバ。 滞在時間は、思いがけず一時間近くになった。参拝の待ち時間は5分程度だったにも関わらずだ。孫が関心を示したのは、 お清めの柄杓、 狛犬、 猿回しの大道芸(偶然、境内でやっていた)…

ポケットの中身

スーパーの支払い機の前で、僅かに足りない小銭のために、コートのポケットに手を入れたら、たくさんの小石が指に当たった。 ポケットの中は、先週の日曜日で時間が止まっていた。その日、息子と孫が急に来ることになった。パパが子守りを担当する日。しかし…

ルーツ: 高知県物部村

思いがけない「再会」があった。 懐かしい高知県物部村と。明日の教室のための柚子のババロアを作るため、一昨日、行きつけの駅前の八百屋で買った柚子を冷蔵庫から取り出した。 袋に書かれた文字に、目が釘付けとなった。‼️東京育ちなので、私には故郷がな…

羽子板

お正月には羽根つき。東京育ちであっても、私の子どもの頃の風物詩だった。しかし、最近では、羽根つきの羽根が羽子板に当たるあのカーン、カーンという音を聞かなくなった。寂しいことだ。いや、こんな風に書くのは単純に私が老人になった証なのかもしれな…

パーティーグッズその①: 特大ゼリー型

親戚の新年会に、ジャンボプリンを作っていった。毎年、食事の1-2品以外にデザートを私が作っていくのが、暗黙の了解になっている。プリンは、12月のレッスン、クリスマス・ブッフェでお教えしたので難なく作れた。 ただし、20人を越えるデザートになるので…

悩み: 母と娘のはざまで

老人と障害者。 その間に挟まれるとなかなか苦しい。老人でなくても、子育てを含めて家庭生活で苦労せずに人生を歩んでこられた人には、グレーゾーンの障害者を理解するのが難しいようだ。 更に、血縁の孫となると、たとえ、まともな人間であっても、生理的…

正月にタジン

おせちとお雑煮以外の今年の料理事始めは、繊細な日本料理とは真逆のタジン。野菜をふんだんに使った中東系の鍋料理。粟のような粒状のクスクスと、ハリサというアラブ風コチュジャンとも言える辛子と一緒に食べる。毎年正月二日に、母方の親族で集まる。大…

おせち料理と夫の母

料理をお教えしている立場の人間でありながら、恥ずかしながら、今では、おせち料理を最低限しか作らない。 お餅とおせち料理を三ヶ日の間、喜んで食べ続けてくれた夫が亡くなるのと息子が家を出るのが重なり、一気に縮小してしまった。今では、実母と娘が好…

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。令和始めての新年を迎えました。 東京は、素晴らしい快晴の元日となりました。今年は、災害や事件が少ない、よい年になることを祈りたいものです。令和の元号が発表になった4/1から始めたブログ。 今年も、娘の本の発信とと…