ほっぺの虹と、クリスタルの輝き以外にも、今年のクリスマスは「光」に魅せられた。
思いがけないスペクタクルを披露してくれたのはミラーボール。
ミラーボールといっても、直径5センチあるかないかのちっぽけなツリーオーナメント。それなのに、思わず歓声を上げたほどのインパクトがあった。
J君の家族とツリーを飾っていたとき、突然、たくさんの小さい丸い光の玉が辺り一面に放たれ、キラキラと舞った。J君ママと私は「 わーっ、キレイ~✨✨✨! 」「えっ、どうして???」
下の方に吊り下げようとしていたミラーボールの飾りに、正午の光が当たっていた。動かしているから光の玉は揺らめく。
[↑上の写真では、申し訳ないほど美しさが捉えられていない。ディスコに煌めく光を想像してほしい]
「(光の主は)このミラーボールだったのね」と吊り下げたボールに触れ、回転させた。高速すぎて光の渦になり、目が回った。やさしく触れるときが一番美しい。
刻々と変わる陽の傾き故、まもなく輝く真珠たちは消え、ミラーボールは私が知っているただの銀のボールに戻り、光のショーは終わった。
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つづきがある。
あまりにもステキで、もう一度見たいと思ったJ君ママと私は、スタンドの電気をかざしたり、LEDの懐中電灯を当ててみたりした。しかし、光る真珠の粒たちはもう現れなかった。
遠い宇宙から届く、太陽光線の強さと偉大さに改めて敬服する経験となった。
ところでJ君はというと、「ほら、みてみて!」とキラキラ舞う光を指し示しても、反応なし。息子もさほど感動していない…
女心を魅了するきらめきなのかもしれない。