久々に娘のことを書こうと思う。
この週末、娘は大親友のN子さんと来て泊まっていった。N子さんは、娘が中2〜中3の時に通ったLD児のためのフリースクールの友だち。娘にとってその後の人生を通じての友といえばこのフリースクール時代の仲間たちだ。N子さんはその中でも一番の親友。年に何回も会っているし、一緒に宿泊旅行にもいく。今回は、彼女を我が家に泊まりがけで招待したいと相談されたのが二ヶ月以上前のこと。日程が決まった後は、打ち合わせをしたいと娘は何度もやってきてはメニューやら色々と決めていった。
そして迎えた本番の土曜日。まずは近場の娘のおすすめスポットでランチやショッピング。そのあとは聞いていたプランよりもずっと早く我が家に到着。N子さんに会うのは5−6年ぶり。ちょっと痩せた気がするけれど変わっていない。
娘は用意していた桜やイチゴ模様の紙皿に買ってきたお菓子を並べてティータイム。私も仲間に入れてもらって楽しく女子会トーク。
娘がおもむろに「さて、今回Nちゃんにうちに来てもらいたかった理由は、去年のイギリス旅行の写真をみてもらいたかったからなの」と言って私が作ったイギリス旅行の大判のアルバムを出してきた。そうだったんだ…。
そして今回初めて知ったのだが、N子さんは4〜8歳の頃、ロンドンに住んでいたという。一番心が通じ合う親友とイギリスの思い出を楽しそうに語り合っている娘を見て、改めて昨年思い切って一緒にイギリス旅行して良かったと思った。場所ごとの解説付きのアルバムを作っておいたのも。(娘の手元にもプレゼントして一冊ある)
夕食も、その後も全て楽しくすぎ、翌朝はサンデーブランチでゆるゆるとおしゃべり。そして彼女たちは昼前に出発して行った。
N子さんの訪問の余韻に浸る間もなく、私は一気に片付け&水曜から始まる料理教室の準備モードへ。しかし、ふと娘が持ち込んで残していった紙皿に目が止まった。昨日は思いが至らなかったが、娘は彼女なりに、ささやかなお小遣いの中で、季節に合わせたテーブルアレンジとおもてなしを心がけていたんだと。障害者といえどもカエルの子はカエル、と心の中でつぶやいていた
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