「オランジュ・エテルネルって言うのね♪」
フランス人のSさん宅での持ち寄りランチのときのこと。
フランス語環境のスマホで「daidai」を検索していたSさんが言った。
手作りのチョコレートケーキとオレンジ色のピール煮を持参した日本人のC子さん。
添えて一緒に食べてほしいと言うC子さんに「オレンジみたいな果物なに?」と誰ともなく尋ねた。
庭にある樹だけれど、名前を知らないと言う。
「きっと橙よ。だって、だいだい色って言うじゃない?」
とひとりが(日本語で)いうと、みんな「そうか」とうなずく。
フランス人のEさんとSさんに日本名を伝える。
そこで仏語での検索となり、直訳で「永遠のオレンジ」と出てきたわけだ。(※日本語環境で検索してみたがその訳はみつからないのだが)
それを聞いた日本人の私たち、
「そうか! 『代々』!!」
「そういえば、正月飾りや鏡餅に使われているのが橙じゃない! 縁起がいいからなのね~」
「知らなかった~」
美しくトロリと煮上がった、正真正銘の橙色の甘煮をケーキと一緒に口に運ぶ。
ゼッピン‼️
みんなでその風味の豊かさに感動した。
黄色系の晩白柚、文旦、グレープフルーツなどの爽やかな風味の砂糖煮と全然違う濃厚な香り。
和製オレンジと言えるかもしれない。
だからチョコレートとの相性は抜群!
C子さんにみんなで感謝した。
それにしても、「永遠のオレンジ」とは!
英訳を調べてみたら「bitter orange」、
「にがいオレンジ」。
なんというイメージの違いだろう!