60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

先輩の経験に学ぶ

日を追うごとに、情勢がよくなるどころか、緊迫の度合いが増してきた。

今朝のNHKニュースの中で、「先輩の経験に学ぶ」というコラムがあった。

長野県上田市にある板金等の製造業の会社で、リーマンショック時に存続危機に陥りつつなんとか乗り切った元社長への取材だった。

あいにく最終部分を見れなかったが、同氏が述べていたのは次の4点(だとおもう)。

1.「この会社を絶対つぶさない、何としてもこの危機を乗り越えるのだ」という強い信念を持ち続けること。

2.使える補助金を最大限活用。(人件費等にあてて助かった)

3.ピンチはチャンス。受注が減って空いた時間とエネルギーを、日頃できないことや学びに当てる。(現在の社長は、当時、会社経営について自学自習したことが、いま確実に生きていると述べていた。)

4.どんな危機もかならず収束するときがくる。それまで、その日が来ることを楽しみに耐え抜き、エネルギーを蓄えておく。

 

今回のコロナウィルスのために、経営の危機に陥っている事業主は、巨大産業から、小さな飲食・観光業、劇団・楽団・作家などなどに至るまで、膨大な数にのぼると思う。

参考になる言葉だ。

事業というには極小すぎるが、わたしもまた、今朝、4月の教室の中止の連絡を皆さんに流した。3/21の時点では、開催予定とメニュー内容の案内をいつものようにレギュラーの方々に流していた。状況によっては変更・中止もありとの含みももたせていたのだが、本当にそうなってしまった。

こんなに小さな教室でさえ、3/21の時点でかなり悩んで実施を決め、そして、昨日まで、情勢を注視し、悩み続けた。

2.の補助金のアドバイスは、私の場合、蓄えを少しでも減らさないよう支出を抑えるに尽きる。

しかし、それ以外のアドバイスは、経験者の言葉として心に響く。

お先真っ暗…とみなが感じている現在、「どんな危機も必ず終わりがある」という経験に基づいた真実は、たとえそれまでの道のりは厳しくても、希望を与えてくれるものだ。

 

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[今年散ってしまっても、また来年、必ず咲く…]