60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

夏の使者、かぶと虫

今日から8月。コロナの感染拡大、大雨被害、記録的に長い梅雨、五輪延期など、異例尽くしで、盛夏を迎えた実感がない。しかし、先週の連休中の梅雨の晴れ間に池を訪れた際に、一足早く夏を見つけた。

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[採る、ではなく、撮るだけにしよう]

老若男女の散歩客で賑わう遊歩道すぐ脇の背の高い古木。目線の高さをカブトムシがゆっくりと登っていた。隣の古木にも1匹、2匹。頭をそらして幹を仰ぎ見ると先発隊が2匹ほど更に高みを目指していた。ざっと数えてメスも含めて5匹。

天候や気温によってサナギの体内時計のスイッチが入ったのだろうか、一斉に地面から這い出してきたところだったようだ。みずみずしい赤茶色の光沢を放つ雄のカブトムシ。ここでも、人間社会と関係なく、季節は確実に進んでいたのだった。

ところでこの日、「この樹、なに?  クヌギ??」と自問したが、植物に疎いのでわからなかった。昨日になって、同種の樹に「くぬぎ」と札がついているのを見つけた。それで納得。子ども時代から、カブトムシはくぬぎに集まると聞き知っていた。現に昨日は、カブトムシは見当たらなかったが、先週みつけた場所には樹液が光り、コガネムシがたくさん群がっていた。

50年経っても自然の営みは変わらない。そして、私たちは、その自然界の現象と連鎖を断ち切ってはならないとおもう。