病院通いに明け暮れた一ヶ月だった。長年糖尿病を患っている母の足指先に問題が生じてしまった。
昨日、手術だったが、今日、もう退院した。
そうしたなか、普段みることない興味深い景色に遭遇した。
場所は川崎市。柳や梅?がしだれる細い川。まるで江戸時代にタイムスリップしたようだ。
しかし、すぐ上を東急線が横切るところがミスマッチ。さらに橋のすぐ脇にコンビニまである。
病院から歩いて3分。コンビニの“おかげ”で、小さい橋を４回も渡った。日頃は、地元の自然に心動かされるが、思いがけない場所で出会った江戸情緒にほっこりとした気分になった。
それにしても、こんなに狭い川面にも、しだれる枝々が映り込んでいる。モネの睡蓮池のボリューム感とのコントラストがおもしろい。
母の手術は無事に終わった。しかし、治療のスタートラインに立ったばかりだ。母をサポートしながら、病に打ち勝っていかなくてはならない。
