60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

夏休みが終わりました

1ヶ月余り一時帰国していた嫁のHさんと孫たちが一昨日の朝早くパパが待つロンドンへと戻っていった。羽田の出国口で見送ってからおおよそ18時間くらいのちに無事に家にたどり着いたようだ。ママにとっては究極のワンオペの長旅、どんなに疲労困憊したことかと心配している。

それにしても、36日間もあったにも関わらずHさんにも私にも「ゆったり」という瞬間がほとんどなかった。5歳とはいえまだ幼稚園児のJ 君と1歳2ヶ月のSくんという男児二人の子育ては本当に大変だ。その子たちを連れてこの猛暑の中、実家と我が家の間を往復しながら予防接種などの通院をクリアし、船荷の準備をするHさん。夫がいて車で送り迎えできていればかなり楽になったと思うだけに申し訳ない。

バァバのミッションは最初から最後まで、食事、洗濯、J 君との遊びとおでかけ担当。J 君と出かけた日を含め、夕方の6時前後がママにもバァバにもとくに戦争状態。帰宅と同時に入浴担当と食事担当とに分かれ、6時半までには食事を開始。離乳食もある。毎晩、8時の就寝時間までの時計の針は驚くほど早く回ってしまう。夫が不在のHさんと夫を亡くした私。確かに大人が2人いて協力しあっているのだが、お互いにワンオペなのだ。でも何はともあれ、誰一人体調を崩さず、怪我もせず、無事に地球の裏側の家に戻れて万歳だ。

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そして、プランニングをしっかりしていた聡明なHさんのお陰で、ラスト1週間は、途中に船荷搬出日という最大の山場を挟んでいたにも関わらずハイライト満載の1週間となった。「今までJ君にバァバ(私)や(実家の)ジイジとのお留守番や地味なことしかさせてあげられなかったから、最後はJ君を楽しませてあげたい」というママの思いからだ。私とは、S君も加わって再びモノレールに乗ってダイバシティーへ。実家のお母様とは多摩センターの方のアトラクションへ。別の日は、私と二人でM子ヒーバァバ(夫の母、97歳)を訪問。「赤ちゃんの時にしか会ったことがないから会いたい」というJ君のリクエストから実現したのだ。一緒にサンドイッチやお菓子を食べ、ひいバァバに絵を描いてプレゼントしたり、折り紙を一緒に折ってあげたり…、最高のヒーバァバ孝行の日となった。J くん、本当にありがとう❤️ヒーバァバ、とっても幸せそうな顔してたわよ☺️

出発前日は、スーツケースのパッキングとS君のお昼&昼寝までのスキマ時間を使って近くの児童館の乳幼児室へJ君が全員を案内。刺激にあふれたオモチャで遊んだり、ベビー用滑り台に挑戦するS君の姿は新鮮で、もっと何回も連れてきてあげたかったと思う。ママと一緒に遊べてお兄ちゃんも嬉しそう。家からたった2分にも関わらず、みんなが幸せに感じたラストひとときとなった。

10年前の8月にパリから帰国したのだが、あの夏もほんとうに盛りだくさんかつ猛烈に大変なひと夏だった。それから一巡した今年も、人生の思い出に残る夏となった。