プロヴァンス、タイ、アメリカンケーキ、フランスの新旧ホムパ料理、スウェーデン…。寒さと雨を好機と捉え、昨日は終日、家にこもって偶数月クラスの年間写真を一冊にまとめる作業に没頭した。レギュラーメンバーの皆さんにお分けするためのこの時期の恒例作業だ。
データ入力を終えてプレビューで画面を繰ると、例年以上に自分の思い入れが反映された一冊になっていた。かつて暮らした国々の食文化を取り上げるのは例年のことだが、兄たちが住んでいたスウェーデンを訪問した際に出会った料理も紹介してしまった。また、クリスマス月のしつらえは完全にブリティッシュ。昨年の私個人のハイライトは娘とのイギリス旅行。ロンドンで息子家族に会えた上、私が生まれた病院を訪れることができた2023。
その一方、夫が大好きだったプロヴァンスの絵皿のページまで。老後二人で、プロヴァンスの料理とワインで思い出話を楽しみたいとフランスに住んでいた時に買ったものだ。
自己満足のための料理教室といわれそうだ。それにも関わらず、長年にわたり参加し続け、夫を亡くして独り暮らしとなった私を応援してくださっている皆さんの存在の有り難さを改めて噛みしめている。
ーー毎年仕上がるこのアルバムシリーズは、もう一つの自分史なのかもしれない。