60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

バァバの初ミッション

今朝初めて孫と二人で登園した。先週、Hさん(お嫁さん)が同行して、登園のルーティンを教えてもらったので、今日はバァバ一人でJ君を送っていくことになった。私の都合で、8月中になるべく経験を重ねたく、Hさんに頼んだのだ。快く聞き入れ、J君を私に託してくれたHさんに感謝している。

8時過ぎにアパートに到着すると、先週と同様、J君が嬉しそうに迎えてくれた。朝ごはんをゆっくり楽しそうに食べている。そのあとお着替え。「バァバに手伝ってもらう」とJ君のご指名。布団カバーなどの週明けのグッズを袋に入れ、検温して準備が整ったところでママに「いってきま~す!」

アパートの前の道は、住宅街の中の細い道。手をつないで歩きながら、昨日の出来事などいろいろと話してくれる。「あのね、このみちはね、くるまがすくないから、手をつながないであるいていいの」と説明してくれる。「じゃ、気をつけてバァバの内側を歩こうね」「うん」更におしゃべりしながら細い道を進む。信号がある交差点はちゃんと手をつないでわたり、ほどなく保育園に到着。

門のところで大人は手指消毒し、ママから教えてもらっている暗証番号を入力してダブルロックを解除。私の時代にはなかったルーティンだ。J君の教室の前で、先週Hさんが紹介してくれた担任の先生がにこやかに迎えてくださった。

紫色の帽子をかぶった園児たちが園庭で遊んでいた。J君の説明で、J君と同じくま組さんのお友だちだとわかった。J君は、ママと一緒だった先週と変わらないペースで登園後のルーティンをこなし、最後はバァバとハイタッチで別れた。

そのあとはバァバ一人で布団カバー替えしたのち、園から退去。帰りがけに隙間からそっと園庭を覗いたら、紫色の帽子をかぶったJ君が、2-3人のお友だちと一緒に砂場近くで遊んでいる姿が見えた。

自分の幼少期も、子どもたちの時も保育園経験ないバァバにとっては、お昼寝布団を始め、見るものすべてが新鮮に映った。こうして子どもたちの社会性が育まれ、強くたくましく育っていくのだと感心しながら眺めた。

そしてまた親たちは、雨の日も、ゆきの日も、猛暑の中も、出勤途中にもかかわらず、たくさんの荷物を持って我が子を保育園に送り届けてから出社して行くのだ。仕事帰りの夕方、疲れて迎えに行くと、最低でも着替えた服一式が入った汚れ物袋を渡される。週末前には、布団カバー一式に上履きまで。なるほど毎夜、洗濯機がフル稼働するわけだ。

氷山の一角を見たにすぎないが、夫婦双方がキャリアを持ち続けながら子育てする大変さが今までよりもわかった気がした。

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[坂道を下って工事現場に向かうJ君の大好きな工事車両たち]