一昨日、仕事が休みだった娘と一緒に、義母のところを訪問した。
元々は正月休み最後の日曜日に行く予定だった。ところが、息子から孫の世話を頼まれたため訪問をドタキャンしてしまっていた。
一昨日は思いがけず、思い出に残る訪問となった。
そもそも、おとといの訪問は娘が提案してくれた。
「休みもらえたから、おばあちゃんのところにいこうよ」と。
いつもは、お昼に、母が好きなお寿司やサンドイッチとフルーツを買っていき、母の小さな部屋の小さなテーブルを囲む。
今回は、母においしいケーキを食べてもらいたくてティータイムに行くことにした。
私は、午前中に用事があったので、娘に、待ち合わせの新宿で、軽くランチする店とケーキ店を選ぶよう頼んでおいた。願ってもないタスクを任され、娘は早くから出向いて張り切って選んでおいてくれた。
私では見つけられない駅に近い穴場の店と、立派な🍓の🍰。
Good job, 、good choice ❕ 😃✨✨
約束の時間に到着すると、エレベーターの前で母が待っていてくれた。主人の弟が少し前から来ているという。
掃除オタクの義弟が、月に一回母のところを訪れて掃除をし、近くのスーパーで母の身の回りの買い物などをして帰る。
いつも予告なく突然現れるという。仕事を終えると、お茶の一杯も飲まずに帰っていってしまうらしい。
この日は、偶然にも私たちとバッチリ一緒になったわけだ。
義弟の掃除のルーティンを邪魔しない程度に手伝い、スーパーの買い出しが終わったところで弟を交えて4人でティータイムとなった。
母が1950年代に、5歳の長男(亡夫)と1歳の次男(義弟)を連れて、船で40日以上かけて、義父の転勤先のブラジルのリオデジャネイロにいったときのことも話題になった。
「Family History月間⑤:義母のリオの思い出の記」(2019/9/25)
https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2019/09/25/012320
母も私も紛失したと思っていたその時代の写真を弟が取り出してくれて、みんなで思い出話がはずんだ。
口数少なく、感情をほとんど言葉にしない母が
「今日は家族がみんな揃ったわね~」とポツリ。
とても喜んでいることがわかった。
大きな🍓のショートケーキを見て、「🍰全部食べられないから半分に切って」といっていた母だが、お皿の上はいつの間にか空になっていた💕😃✌️
帰りの電車のなか。
「今日は、おばあちゃんの部屋に、亡くなったおじいちゃんとお父さんが来て、話を聞いていたと思うよ」
と娘が突然いった。
そうだ、きっとそうだったにちがいない。
みんな、一緒に喜んでくれたと思う。
1/5をドタキャンさせて、この日の、それもティータイムにセットしたのは、あの世の義父と夫だったにちがいない。