今朝、公園に到着すると、青空に白く浮かんだ雲と深い緑が、視野いっぱいに私を迎えてくれた。梅雨が明けたことを実感した。無風か微風の日にだけ見せてもらえる天然のミラーマジックに、しばし足を止めて見入った。
ジヴェルニーの睡蓮池の景色に出会って以来、水に映り込んだ自然の美しさに魅了される。モネのような芸術家でなくても、モネの睡蓮池ではなくても、東京に住む凡人の眼にも、水と微風が生み出す風景には心うごかすものがある。それにしても、水面に浮いて咲く、形も色も鮮明な睡蓮を植栽するとは、何と心にくい演出をモネは考えたことだろう!
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[karugamo update] ところで、この鏡の面を平然と横切るのがカルガモたちだ。
昨日も今日も、カルガモたちは、必要以上にソーシャルディスタンスをとって、つまりバラバラに広がって行動していた。その上、お母さんが見当たらない気がするのだ。8月を迎えて「さあ、これからは、独り立ちしてがんばって生きていきなさい」と言い渡し、お母さんは去っていってしまったのだろうか?
子どもたちは、ちょっと心細そうに、それとなくつるみ、ばらけながらも5羽で行動していた。