昨夜、生まれて初めて火球をみた。
今朝のニュースでご存じの方も多いと思うが、昨夜7時半ころ、東海関東のかなり広い範囲で南の空に火球が見えた。流れ星が大気圏に突入し、非常に大きな光を放つ現象らしい。専門家によると海に落下した筈だという。
ちょうど夕食の支度が出来て食卓に着く直前に、目の前の南向きの窓のブラインドを閉めようと窓際に立ったとき、二軒の2階建ての家と家の間のあまり広くない空間を緑の明るい光が左から右へと横切ったのだ。
この季節なので、漠然と「 花火???」とおもった。近くの広場で誰かが個人使用の大きめの一発を打ち上げたのかな?と。そのようなイメージのきれいな緑の大きな光の玉だったのだ。考え事をしていたせいもあるのだが、後から思い返せば、垂直ではなく、横に動く光、その上、花火に伴う音もしなかったのだから、不思議に思ってよかった筈のに、そのままスルーしてしまった。なにしろ「火球」という存在すら知らなかった。
夜遅くのニュース報道をみて驚いた。早速ネット検索もし、緑の光と言及していたので「これだったんだ!」と4時間近い時差ののち、すごく感動した、笑。
そして今朝になっても感動の余韻は続いた。朝、ブラインドを開けながらいつものように外を眺め、そこから見える空の狭さと、その狭い中を通過する瞬間に窓辺に立っていた偶然に我ながら驚いた。
Lucky Star――このところ大小さまざまな心配事を抱えているせいもあり、私にとっては幸をもたらす星に思えた。だって普通の流れ星とは比べものにならないほど大きく明るかったのだから!
杞憂はきっと良い方へと向かっていくだろう、「大丈夫!」と、今朝のからりと晴れ渡った空を眺めながら確信し、明るい気持ちになれた。