長い週末が明けて、今日から11月が本格的にスタートした人が多いと思う。
11/1に家の中のカレンダーをめくった。台所の壁にかかっている特大サイズのものが、私にとっては「ザ・主役」カレンダー。スイスのユングフラウ鉄道が毎年出しているユングフラウとグリンデルワルト周辺の写真12ヶ月。毎年、わざわざグリンデルワルトに注文して取り寄せている。
私が一番長く過ごす台所に、まるで窓からの景色のように壁一面に四季折々の美しい山々が広がり、眺めては癒されている。
10月の写真は、黄色く紅葉する谷間の景色だった。
ところが、めくったら一気に白い雪の世界に変身した。
「そういえば、季節が東京の2ヶ月以上先を行っていたっけ」と思い出す。
ベルンに到着したのは2008年の9月末だった。暑さがようやく収まりかけた東京から行っただけに、木々が紅葉し、吐く息が、朝夕は白くなるのには驚いた。
10月の１ヶ月で秋は急速に深まり、11月の声を聞いたら、冬タイヤを用意するのがベルンの常識だった。
4000m級の山々が迫るグリンデルワルト・ユングフラウ一帯は、更に早く銀世界へと姿を変えていくわけだ。
私自身は東京育ちだが、南北に長いに日本列島でも、早くも冬の便りが届き始めている。
この秋の台風や大雨の被害に遭った地域によっては、冬が早足で迫ってきていることだろう。
被災された方々が、無事に暖かくこの冬を越せるといいのだか。
今回もまた、復興は急務だと思う。
