60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

災害

タイの青パパイヤ

料理教室を、開始の2日前の夕方に中止した訳だが、そんな私に「部屋のしつらえも見たいし、食材を買ってしまったんだったら、食べに行きましょうか?」と友人が連絡してきてくれた。すでにワクチン接種も終えている友人だ。 「ありがたいわ、来て!」 タイ料…

こんなことになるなんて!

先週は、ブログで書いたように、家族内の緊急事態から始まったが、一難去ったのちも、心の動揺がとまらない。周知の通り、水曜日の夕方、4度目の緊急事態宣言が発出されることが明らかになった。個人的には、二日後の7/9(金)から久々に料理教室を開催する予…

実母の戦争体験記

8/6のブログでは、義母の戦争体験について書いたが、その際に触れたように、800字にまとめた実母の戦争体験記を載せようと思う。 終戦の年、義母は19歳、実母は13歳。この6歳の差は大きいと二人の母を取材してみて思った。8/7のブログに記した夫の言葉どおり…

「底悲しさ」

昨日の読売朝刊一面のコラム「編集手帳」は、脚本家の故・早坂暁氏の随筆集『この世の景色』からの引用で、「(人間の)底悲しさ」という表現を取り上げている。早坂氏は広島の原爆で妹を亡くしているという。同氏はこの言葉の意味を「不当に運命づけられた悲…

義母の広島被爆体験

今日は、広島に原爆が投下されてから75回目の慰霊の日。投下時刻にテレビ中継とともに黙とうした。一国民として、そして被爆した親族を持つ者として。 75年前、夫の母が広島で被爆している。4年前に私は、当時90歳の義母の戦争体験を取材し文章にまとめた。…

胡蝶蘭

7月の料理教室での名脇役は胡蝶蘭だった。純白の花が、地元の花屋で巨大なモンステラとセットになってリーズナブルな価格で出ていた。タイ料理を教える6、7月は南国の花でテーブルを飾るようにしているので、この幸運な出会いに、迷うことなく求めた。 高級…

雨上がりの夕刻ーー karugamo update

大雨の被害が依然と続き、感染拡大に伴うGo Toキャンペーンの迷走とともに、日本列島は大きく揺れている。今日の「海の日」も、本来ならばオリンピック開幕を記念する明日の「スポーツの日」も、なんともむなしく響くばかりである。 しかし自然の生き物たち…

娘の来訪 ――自粛解除のおかげで

週末、娘が泊りに来てくれた。最後にこの家で会ったのはいつだったかを思い出せないほど久しぶりのことだ。 2月末に母が転倒し、私が母の全面的アシストをし、コロナ感染対策も強化し始めてから、我が家を訪れる身内はいなくなった。私と同じ区に住む息子家…

Before コロナと、After 解除に思う

一昨日来、記憶に強く残る二つの衝撃的な事件についてのニュースが取り上げられている。スクールバスを待つ子どもたちを狙った殺傷事件と、京都アニメーションの放火事件。前者が1年前、後者が10ヵ月前と聞いて「そんなに最近の事件だったのだ」と驚いている…

緊急事態宣言の解除 & karugamo update

朝9時半頃、公園に着いて見回したとき、テレビ番組の「ブラタモリ」ではないけれど「アレっ!」と思った。昨日までと違う、と。 そう、子ども広場のブランコが揺れていたのだ。 緊急事態宣言が昨日解除されたことを実感した瞬間だった。4月初めに宣言が発令…

娘と緊急事態宣言

大型連休最後の日の昨夜、娘と久しぶりに電話で話をした。例年だとこちらに戻ってきて2泊ほどし、私と日帰り旅をしたり、自宅から休日出勤したりする。しかし、今年は一度も帰らず、娘はずっとグループホームの自分の部屋で過ごした。祖母が糖尿病の高齢者で…

医療関係者と介護関係者たちに感謝

医療現場と介護現場は、ふだんから365日休みがない。 現在、コロナウィルスのために、かつてない負荷が双方にかかっている。前者では、既に医療崩壊が始まっているという声さえ聞こえてくる。後者でも、高齢者施設での集団感染のニュースがあとを絶たず、現…

スローフード

日曜日に緑のレンズ豆の洋風煮を作った。翌日は花豆を甘く焚いた。冷凍庫や乾物ボックスなどにたまっている食材をこのところ積極的に消費している。 レンズ豆は昨秋、料理教室でお教えした際に取り寄せたものの残り。フランスの中央部に位置するル・ピュイと…

Stay Home Week

朝、ウォーキングのために公園にたどり着いてみると、昨日までは普段通りだった遊具に、黄色と黒の立ち入り禁止のテープが巻かれていた。ブランコも、滑り台付きのアスレチックも、テープががんじがらめに巻き付けられ、砂場も踏み込めないようになっていた…

パリのノートルダム大聖堂の火災をふりかえる

パリのノートルダム大聖堂の大火災から1年と1週間が経った。 パリに住む機会を得た人はみな同じ思いだと思うが、炎に包まれたノートルダム、尖塔が焼け落ちる映像はあまりにも衝撃が大きく、一年経った今も心の傷は癒えない。 アメリカの同時多発テロのとき…

生き方改革

先週からウォーキングを始めた。もう1ヶ月以上前から日課にしている友人たちの話に刺激され、遅まきながらのスタートだ。 今日は初めての週末のウォーキング。車の通りが少ない住宅街を30分以上歩いた後、近くの公園まで戻ってきた。自宅から歩いて5分ほど…

カタカナ語ばかり…

クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、… 今まで聞いたことがないカタカナ語が、連日、マスコミに登場する。 昨日(3/27)の読売新聞朝刊に、河野防衛大臣が、カタカナ語を多用しないよう厚生労働省に申し入れたとの囲み記事が載っていた。 大臣は自…

「自粛」

小池東京都知事は、緊急記者会見で、今週末の「不要不急」の外出の自粛を要請した。 多くの欧米諸国やインドなどは、更に強制力が高い都市封鎖対策をとっているところが増えてきた。住民の外出や移動を制限し、違反した場合には罰則を課す都市も複数ある。 …

感染者ゼロだった自衛隊員

少し古い話題になるが、豪華客船ダイアモンド・プリンセスの支援活動に当たった自衛隊員からは、感染者がゼロだったということについて書きたいと思う。この事実について、NHKがニュース番組の中で5分あまりの時間を割いて報道したのは、もう10日近く前のこ…

スイスとコロナウィルス

欧米各国から日々届く報道を、信じられない思いで見ている。目に見えない敵との「戦争(war, guerre)である」と、大西洋を挟んだアメリカとフランスの大統領がいうのも無理もない。テロ行為や大自然災害による社会の機能停止とは違った前代未聞の脅威をはら…

東日本大震災から9年

東日本大震災から9年を迎えた。 9年という歳月が経っても、国民皆が大きな悲しみに包まれ、真の復興への道のりはまだまだ遠いと誰もが感じる。2011年3月11日、夫と私は東京はおろか、日本からはるか離れた、地球の裏側のベルンにいた。時差のため、大地震発…

早くも冬到来

長い週末が明けて、今日から11月が本格的にスタートした人が多いと思う。11/1に家の中のカレンダーをめくった。台所の壁にかかっている特大サイズのものが、私にとっては「ザ・主役」カレンダー。スイスのユングフラウ鉄道が毎年出しているユングフラウとグ…

Apple & Pear

昨日、大活躍してくれたのは、リンゴと洋梨。 前菜に洋梨が登場して、みなさんびっくり。 半信半疑で口に運んでみて「おいしい!」和食は、調味料にみりんや砂糖を使って甘味のあるお料理を作る。 しかし、洋食では砂糖をあまり使わなく、甘い料理は少ない。…

Before & After

台風19号が大惨事をもたらす前日の金曜日に料理教室の一回目を開催した。みなさんには、早めの解散にしましょうとお伝えしながら。 二日後の13日は中止。 昨日の土曜日、今月最後の教室が終わった。 昨日は、いつもとどこか違った。 気持ちも記憶も、台風の…

家族の歴史の品々

今朝は、屋根裏部屋にあった大鍋やバケツを下ろすことから始まった。 これらの鍋か一堂に会するのは初めてのことだ。 思わずで記念写真!✴️久々に見る鍋たち、それぞれの思い出がよみがえってきて感慨深い。LLサイズ (写真の一番奥、前回のブログでバケツと…

やっぱり備えておかねば

前代未聞の大型台風の脅威に関する報道は、時間と共に深刻になってきています。朝からの報道に突き動かされて、午前中は、停電や断水に備える対策を。 あちこちに大鍋やら、ポットやら、バケツやら…。台所の景色も一変。 自分一人ならば、ほどほどの供えでい…