60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

ケンウッドの家

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家中に飾っていたクリスマスグッズをようやく片付けた。
毎年のことながら「クリスマスとお正月、なんで6日間しかあいだが空いてないの?!!!」と思ってしまう。
キリスト教徒でもないのに、クリスマスを祝おうとする自分がいけないとは思うのだが。

今年は二年ぶりに小さな飾り戸棚の上に、大好きなミニチュアの家を飾った。

家族の間では「ケンウッドの家」と呼んでいる。2001-2002年にワシントンD.C.郊外のケンウッドという住宅街で住んだ家に雰囲気がすごく似ているから。
ミニチュアハウスの出窓にそっくりの窓がキッチンコーナーにあり、そこで家族揃って日々の食事をしていた。(我が家の場合は裏庭に面していたが)
暖炉と煙筒もあったし、玄関も階段を数段上った中央にあった。とにかく「そっくり!」

当時18歳と10歳だった子どもたちは、このミニチュアを見るたびに「ケンウッド、懐かしいな~」とつぶやく。
私を含め、眺めながら、心がケンウッドの家の中にワープする。まるで小人になって入っていく感じ。楽しかったケンウッドでの家族の生活も次々と思い出される。

そう、ブログのハンドルネーム「ビストロ・ケンウッド」は、ここから採っているのです。

しかし、楽しかった反面、主婦・母・妻としてと~っても忙しかった時代。夫は、日本からの出張者を週1-2回のペースでケンウッドの家にお連れしてお食事を差し上げていた。
だから「ビストロ」。もちろん、料理人などいないから、買い物から、作ってお出しするまで、私の仕事。和洋中タイetc.

今年は、娘の生い立ちの本を出版し、その中でケンウッドの生活についてかなりページ数を割いたこともあり、いつも以上に様々な記憶が鮮明に甦ってきた。

片付けながら、最後にもう一度、家族四人で過ごしたなつかしのケンウッドに思いを馳せた。